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「《シネマ歌舞伎》ふるあめりかに袖はぬらさじ」(2008)

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人気の歌舞伎公演を最新のデジタル設備で収録し、劇場公開する“シネマ歌舞伎“シリーズの最新作が登場。幕末の遊郭を舞台に、図らずも“攘夷女郎“の伝説に加担してしまった芸者の可笑しくも哀しい物語を、坂東玉三郎が妖艶にして華麗な演技で表現する。中村勘三郎、坂東三津五郎、市川海老蔵ら豪華俳優陣が織り成す歌舞伎の世界に魅了される。

あらすじ

幕末、尊王攘夷の機運が盛り上がる開港間もない横浜の遊郭・岩亀楼(がんきろう)。病で床に伏せった遊女の亀遊(中村七之助)を見舞いに吉原の頃から顔なじみだった芸者・お園(坂東玉三郎)が来る。そこで園は、亀遊が通辞の藤吉(中村獅童)と恋仲であることに気づく。ある日、岩亀楼にアメリカ人のイリウス(坂東彌十郎)がやってくる。藤吉が通訳する中、唐人口と呼ばれる異人相手専門の遊女が呼ばれるが、イリウスはそこに居合わせた唐人口ではない亀遊を気に入り、ぜひ相手にと熱望する。岩亀楼の主人はイリウスから大金をせしめることができると見るや亀遊の身請けを承諾するものの、亀遊は藤吉との恋が叶わないことを儚んで自害してしまう。そのうちに、亀遊が自害したのは外国人への身請けを拒んだことが原因だという瓦版がまかれ、亀遊は一躍攘夷女郎のヒロインにまつりあげられる。そして、「露をだにいとふ大和の女郎花(おみなえし) ふるあめりかに袖はぬらさじ」という辞世の句を残したという話まででっちあげられてしまう。一方、岩亀楼には攘夷女郎がいたと評判が立ち連日客が押し寄せる。亀遊の話を聞きたがる客にお園が話をするうちに、どんどん話が大きくなり、脚色されていってしまう。5年後、攘夷党の集まりが岩亀楼で開かれ、例によってお園が呼ばれ、亀遊の話をすることになる。手馴れたお園は流暢に話をし、最後に辞世の句を歌うと、それが脚色であることがばれてしまう。怒った攘夷党の侍に刀を向けられ、今後一切この話をしないように脅かされる。一命を取り留めたお園は、一人、降る雨を眺めながら酒をあおるのだった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2008年
製作国 日本
配給 松竹
ヘッド館 東劇
上映時間 160
公開日 2008年5月31日(土)公開
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