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「春よこい」(2008)

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【DVD発売中】

56点56
逃亡犯を父に持つ息子は指名手配の写真を眺めながら、父を待ち続ける。そんな息子を守る母もまた、苦しみながら夫の帰りを信じている。『オリヲン座からの招待状』の三枝健起監督が、父の帰りを待つ母子の姿を通して、家族の絆を描き出す感動のドラマ。工藤夕貴、西島秀俊ら俳優陣の演技と、穏やかな海辺の風景が絶妙なコントラストを見せる。

あらすじ

昭和晩年の佐賀県唐津市呼子町。尾崎修治(時任三郎)は釣り船と漁業を営みながら、妻・芳枝(工藤夕貴)、息子・ツヨシ(小清水一揮)、父・一平(犬塚弘)と貧しいながらも温かい家庭を築いていた。しかしある秋の日、借金のカタに高速艇の漁船を奪われそうになる。修治は高利貸しの野田と揉み合いになり、死なせてしまう。そして修治はそのまま姿を消す。4年後の秋。芳枝は釣り船や魚市場で働き、ツヨシや、介護が必要になった一平の生活を支えている。しかしツヨシはいまだに修治の帰りを待っていた。事件以来、ツヨシは学校でも心を閉ざしがちだった。心配した担任の岡本洋子(吹石一恵)は、兄の岡本利夫(西島秀俊)に相談する。彼らも幼い時に両親を失ったため、ツヨシの辛さはよくわかっていた。佐賀日報呼子支局支局長の利夫は、修治の事件に興味を持つ。ある日彼は、ツヨシが交番前の掲示板を見ているのを見つける。ポスターの貼り替え時期にあわせて、修治の指名手配の写真が貼り出されていたのだった。ツヨシが父親の写真に手を伸ばす姿を、利夫は秘かに写真に収める。翌朝、その写真が新聞に載った。事件の噂が蒸し返され、ツヨシは学校でいじめられる。芳枝も魚市場から休みを出され、釣り船も休業に追い込まれる。しかし弱みにつけこむ組合長・吉田が言い寄るのを毅然とはねつけ、海に向って胸のうちを泣き叫ぶのだった。修治が戻る可能性を考え、家の周りは安藤刑事(宇崎竜童)らに張り込まれていた。芳枝は泣き疲れ、修治の思い出の残る網小屋で眠る。安藤はそれを見つけ、おぶって家まで送る。利夫は記事を書けば修治が戻り、親子の苦しみが終わると思っていた。しかしそれは彼の勝手な思い込みであったと悟り、芳枝に頭を下げる。そのころ、修治はある工事現場で働いていた。そしてツヨシが載った数日前に新聞を目にする。利夫は家族が再会する時間を作ってあげようと考え、安藤刑事との心理戦を始めるが……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2008年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 108
公開日 2008年6月7日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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