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「国定忠治」(1960)

60点60
新藤兼人のオリジナル脚本を谷口千吉が監督したオールスター大作時代劇。天保7年、子分を連れて故郷の国定村に帰ってきた忠治は、凶作と幕府の圧政のために妹が死んでしまったことを知り、代官屋敷へ殴り込む。その後、お尋ね者となった彼は赤城山に身を隠すが、3年後、ついに山を下りる決意をする。

あらすじ

天保七年、忠治は乾分の板割浅太郎、清水頑鉄を連れて二年ぶりに上州国定村へ戻った。村は凶作だった。しかも幕府は苛政をもってのぞんでいた。妹のきくは代官松井重兵衛に手ごめにされて自害、許婚だった与作も殺された。忠治は仇を討つ決心をし、折から戻った日光円蔵をも伴って代官屋敷へ斬りこんだ。しかし、配下に邪魔されて重兵衛を討つことはできなかった。お尋ね者となった忠治は度胸を決めた。次々と賭場を荒し、奪った金は貧民に配った。乾分も増えたが、役人の取締りも厳しくなった。かくれていた河原小屋をつきとめられ包囲された。「赤城山で逢おう」落ち行く先をしめし合せた一党は、戸を蹴破って撃って出た。−−それから三年。関八州の取締役の詮議はいよいよ厳しかった。ある日、忠治は山を降りた。惚れた女おとくの顔が見たくなったからだが、捕方に囲まれた。浅太郎の伯父で、忠治に恩儀のある目明しの勘助もその中にいた。包囲を脱して山へ戻った忠治は、浅太郎に盃を返した。幼児の勘太郎を一人で育てている老いさき短い勘助の後目を浅太郎に見させるためだった。勘助の面倒を見るために山を降りろと言っては浅太郎が降りるはずはないのだ。しかし、浅太郎は山を降りると勘助の首を斬り、勘太郎を背負って戻って来た。忠治は勘助の首に詫びた。あの時、捕方の手薄な方向を勘助が教えてくれたのも分っていたのだが。忠治はこれ以上百姓たちに難儀をかけるに忍びず山を降りることにした。赤城の山も今宵限り、忠治は感無量だった。むらがる捕手を斬り、忠治は重兵衛を倒した。駈けつけたおとくにしばしの別れだ、待っていろよと言って去った−−。どこへ行くのか、勘太郎を背負った忠治の旅姿が今日も街道筋に消えていく。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1960年
配給 東宝
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監督

キャスト