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「裸でだっこ」(1970)

60点60
魅力的な女性と若者たちの、大金稼ぎ騒動を描いた青春コメディ。スナックで働くユミは、夢を追う恋人の武志ら常連客3人組に誘われ、もうけ話に乗る。美人局に始まり、インチキ賭場を開いてはユミの色気で客から大金を巻き上げるなど、計画は順調に進行。だが武志は次第に金に執着するようになり、ユミの心は彼から離れていく。

あらすじ

ユミは都会の片隅にあるバッカスという小さなスナックに働いていた。このユミにいつしか親衛隊ができた。武志、ケン、トオルの三人である。青春の本体は賭けだと、ユミの恋人武志は、ヨットの舵をとり見知らぬ国々を訪ね廻ることを夢みていた。ケンは町工場の工員だが、若者の共通語ニュー・ロックサウンズだけを流すゲリラ放送局を作ることを夢想していた。トオルは、カストロ、毛沢東に憧れる革命家を自称する大学生だった。彼らは自分たちの夢を具体化する可能性でもあるかのように貯金し始めた。まずその手始めとして、賞金四十万円のかかった耐久ゴーゴー大会に出場するが、ことごとく脱落してしまった。来年の夏までに三百万円を目標にしている彼らの前途は暗かった。それから数日、それぞれ考えついた結論はユミの美貌と見事な肉体を武器に、美人局を始めることだった。この作戦は功をそうした。次に考えだされた計画は、ギャンブル狂の商店主を集め、インチキ賭場を開くことだった。想像以上の人が集り、ユミの露出された肌に目がくらんだ旦那衆から有金全部を巻き上げた。その頃、大場と名のる自称芸術家がユミの前に現われ、三十万円払うからモデルになってと切りだしてきた。承知はしたものの、芸術家とはまっかな嘘でユミをモデルにダッチワイフを作るのが目的だった。武志は次第に金に幻惑され、金のためなら手段を選ばなかった。そんな彼らに愛想がつきたユミは、以前から執拗にユミに求婚を迫っていた若い警官、奥村に身をゆだねた。しかし一緒に田舎に行って暮そうという誘いに同調できず、翌朝、新しい夢を救めて奥村に別れをつげた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1970年
製作国 日本
配給 大映東京
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