

【重要】システム障害発生につきまして
62点
「逃亡くそたわけ−21才の夏」(2007)
【DVD発売中】

直木賞作家、絲山秋子の同名小説を映画化。精神病院を逃亡し、九州の田舎町をボロ車で旅するロードムービー。抜けるような青い空の下で展開する奇妙な旅を通じて、人間が抱える“心の病“のあり様を爽快なタッチで描くことに成功している。舞台出演の評価も高い新進女優、美波と、『星に願いを』『夕凪の街 桜の国』の吉沢悠が主演を務める。
あらすじ
大学生の花ちゃん(美波)は、自殺未遂をはかり福岡タワーに近い精神病院(=プリズン)に入院させられていた。「亜麻布二十エレは上衣一着に値する」…低い男の声…意味はわからない。だけどこの幻聴が聞こえると調子が悪くなるのだ。いてもたってもいられなくなり逃亡を企てる。道連れとなるのは、鬱で入院中の標準語しか話さない名古屋人、なごやん(吉沢悠)。後先考えず脱走してしまう二人。なごやんの愛車ルーチェに乗り、博多から鹿児島までの珍道中が始まる。旅を続けるうちになごやんは「俺、自分のものさしが全部おかしくなった気がするよ」と阿蘇を前にそう思う。そんな旅の中で、二人は共感したり、険悪になったり、紆余曲折はあるものの、ゆるりと癒されていく…。たどり着いた指宿(いぶすき)の知林ヶ島という砂州で地続きとなる島で、あり得ないはずのラベンダーの香りが一瞬漂う。その瞬間二人は何かを悟る。何てコトのない逃避行が、ここで一気に答えとなる。何をつかんだのか、明快な答えはない。だが、旅の持つ不思議な力が、二人の心に何かを伝えたのだった……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 | 2007年 |
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製作国 | 日本 |
配給 | シネハウス |
ヘッド館 | Q-AXシネマ |
上映時間 | 99分 |
公開日 | 2007年10月20日(土)公開 |
カテゴリ | 人間ドラマ |
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