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「カルメン純情す」(1952)

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【DVD発売中】

40点40
「カルメン故郷に帰る」の主人公リリィ・カルメンとマヤ朱実の後日談を描く続編。浅草のストリッパー、カルメンのもとに男に捨てられた朱実が赤ん坊を抱いて転がり込んでくる。二人は泣く泣くこの赤ん坊を捨てるが、折からの出火騒ぎで急に心配になる。もとの場所へ戻ってみると、パリから帰ったばかりの芸術家が捨て子は元の情婦の仕業だと思い、電話をかけて相手に怒っているところ。この芸術家と知り合ったカルメンは、彼の描いたシュールな作品に感激し芸術家に恋心を抱くようになる。ストリップを芸術と信じ、それゆえに芸術家まがいの男には、まるで弱いカルメンという女の天真爛漫ぶりが好評を博した。前作に続き、松山善三、川頭義郎が助監督についている。

あらすじ

浅草のストリッパー、カルメンのもとに男に捨てられた旧友朱實が赤ん坊を抱いて舞込んできた。善処のめどもつかないまま、二人は泣きの涙で赤ん坊を捨てたが、折からの火事騒ぎで急に心配になり、引返してくる。ちょうどパリ帰りの芸術家須藤が家の前の捨て子を許の情婦レイ子の仕業と思いこみ、カンカンになって電話で相手を難詰している最中だった。須藤と知合ったカルメンはその不可解な様式の作品に大感激し、やがて尊敬がほのかな慕情に変わる。須藤にモデルを頼まれても裸になれない彼女だった。須藤は代議士候補佐竹熊子女史の娘、アプレ派の千鳥と、三百万円の持参金目当に婚約しているが、ある日下情視察と称する熊子女史を案内してストリップ小屋に現れた。客席に恋しい人を見出したカルメンは、どうしても裸になれず、ついに馘を言渡された。朱實と共に日雇仕事を転々して今はラッキー食堂に勤めているカルメンの所へ、千鳥、須藤の結婚を呪う手紙の主と誤解した熊子女史が怒鳴りこんでくる。あまりにも真剣なその様子を須藤が自分を愛しているためと勘ちがいした彼女は、千鳥に恋を譲り、幸福に微笑みながら迫る生活苦と闘うのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1952年
製作国 日本
配給 松竹大船
上映時間 103
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