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「青春とはなんだ」(1965)

【DVD発売中】

50点50
主演の石原裕次郎のキャラクターがこれまでのものとはうって変わり、きわめて“指導者“的色彩の濃いものとなっている。そうした意味でターニング・ポイントとなった作品であろう。型破りの授業で生徒の信頼を得た高校教師が、自分が指導をしているラグビー部に、同校の不良グループを勧誘し入部させ、“更生“させる、というお話。翌年東宝は返答映画として「これが青春だ」を作った。

あらすじ

米国留学十年の野々村健介は、英語教師として田舎の高校に赴任した。そこには不良高校生のグループが、激しく対立していた。南日高校の教壇に立った健介は、生きた英語を教えるため、青空のもとで恋愛談議に花を咲かせた。そんな健介の方針に進学組の保夫たちは、非難の声を浴びせた。そんな頃、学校では橘、久保、寺田、吉野の不良グループが、乱闘のさい相手方の旭高校の生徒から時計を奪い、警察沙汰となり、橘が取ったということで、警察に連行された。健介は、うっせきした青春のエネルギーが、不健康に渦まく現状に、暗い気持だった。一方教員の間でも、教頭の勝又派と山角派が強く対立していた。やがて、橘の処分は、退校と決まった。この発表は生徒の間で問題となり、討議を起した。健介は、そんな彼らに運動の喜びを教えるため、自らラグビー部のコーチとなって、久保や寺田を誘った。素直さを取り戻した久保や寺田は、健介に本当に時計を盗んだのはPTA会長の息子の友田だと告げた。橘はヒロイズムから、罪を買って出たという。ある日勝又が監督する野球部がグランドを占領した。デカイツラをする野球部に怒ったラグビー部に、健介は、怒りはギリギリの線までがまんするよう教えた。その頃学校では、男女生徒が二派に別れて橘退校反対署名運動と、貧しいために長期欠席を続ける初子へのカンパ運動を始めていた。初子への資金は集った。だが橘無罪の証明は困難であった。だが久保と寺田が旭高校の番長に渡りをつけ、時計を盗られた佐原を首実験につれ出した。自責の念にかられた友田は、罪を自白した。そして、これを機に学校の黒い霧も晴れ、明るい青春がよみがえった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1965年
製作国 日本
配給 日活
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