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「黒の超特急」(1964)

【DVD発売中】

73点73
大阪からさらに岡山方面へ延長されようとしていた新幹線。だがその超特急路線の用地買収の裏には、甘い汁を独り占めようとする政界のボスの陰謀があったのだ。青年不動産業者は一人戦いを挑んでいくが……。“黒“シリーズの最高傑作。

あらすじ

岡山県のある駅で不動産業を営む桔梗敬一を、東京の“東亜開発社長中江雄吉”と名のる男が訪れた。中江は、自動車工場用地としてこのあたりの土地を、細長く買いたいというのだ。そして桔梗には坪あたり百円の手数料を出すという。数日後、地主達と上京した桔梗は、中江と取り引きを終えて帰った。桔梗の心には、二千万儲けたことの喜びと、中江の事務所で出会った、日本人離れのした美人のことが交錯していた。半年後、株ですった桔梗は、地主達から、中江の買収した士地に第二次新幹線が走ると聞いて、急いで上京した。中江は事前に知っていたに違いない、面会を求めて五百万の金融を断わられた桔梗は、帰りにあの美人に偶然出会い、後をつけた。女は、新幹線公団に務める田丸陽子で、彼女はすでに二年前に退職し、今は赤坂のマンションで長沼という姓で二号生活をしていた。そしてその相手こそ、新幹線公団専務理事財津政義であった。強引に陽子の部屋に押し入り、ユスった桔梗は、陽子から何も聞きだせなかったが、中江が財津から事前に新幹線のコースを聞き出したことはまちがいなかった。桔梗の動きを知った中江は、陽子と財津を別れさせるように工作した。この中江の仕打に怒り桔梗のホテルにやって来た陽子は、中江が古美術愛好者であることを利用して財津に近づくと、当時、財津の秘書をしていた陽子をあてがい、その秘密を財津の義父で憲民党の実力者工藤に話して、三星銀行から大金を融資してもらったのだと話した。重大な証人陽子を味方につけた桔梗は、証拠物品をつくるため、中江に呼び出された陽子に二つのテープレコーダーを持たせた。一方、中江は陽子さえ殺せば敵の証拠はなくなると、陽子を絞殺した。そしてテープをみつけると捨てた。不審に思ってマンションに来た桔梗は、姿のない部屋から一つのテープをみつけたそのテープが陽子を殺した有力な証拠であった。中江に面会を求めた桔梗は、ウソぶく中江にテープを聞かせ、警官を導入した。中江は取り調べに対して、一切の汚職事件の全貌を話した。桔梗は帰途、すれちがう“ひかり”に多くの感慨が湧いた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1964年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 93
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