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「由起子」(1955)

60点60

あらすじ

昭和七年の事。三十歳の時小児麻痺にかかり、それ以来不自由な体になった画家尾高恭助は、廃人同様の彼を嫌って姿を消した妻の俤を求めて、新婚の地十和田湖に訪れた。そこで彼は、自殺するつもりで同じ湖畔に来た矢田部由起子に会った。彼女は幼い頃母に死なれた私生児で、伯父に引きとられて育てられたが、周囲の生活は冷かった。女学校の時、レビューの踊り子になった親友最上田鶴子から結婚の相談をうけ、彼女の婚約者上野山三吉に会ったが、程なく田鶴子は悪質の興行師青砥によって地方廻りに売り飛ばされ、カッとなった三吉は青砥を傷つけて故郷の因の島に去った。この事件のまきぞえを食った由起子は、教師楠の擁護もむなしく女学校を追われ、自殺を決して十和田湖畔に来たのだった。それから四年、彼女は恭助に引きとられ、その助手としてほのかな愛情に生きて来た。折しも二・二六事件が起り、二人は騒ぎを避けて京都から因の島へ旅したが、由起子の秘かな目的は、そこで三吉に会う事だった。しかし三吉には許嫁者のとめがおり、父親の彦造は由起子を三吉に会わせなかった。その夜三吉は由起子を訪れ、二人は四年の間、胸の奥底に秘め合っていた慕情を打合けあい、結婚の約束を結んだ。しかし、その語らいを耳にした恭助の悲しみ、三吉をしたうとめの気持、男やもめの彦造……。その夜、酒に酔った彦造は由起子たちの旅館にあばれこんで来た。それを追ってとめも来た。ようやく真の愛情に眼覚めた由起子だったが、すべての人々の幸福をねがうためには、島を去ろうと決心するのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
配給 中央映画
上映時間 105
カテゴリ 人間ドラマ
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