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「東京の瞳」(1958)

70点70

あらすじ

輸出向けの新車を製作中のホンダ・モータースに働く堺和男には商業デザイナーの晶子という姉があった。その晶子が奇しくもホンダ・モータースが募集した海外宣伝ポスターに一等当選した。賞金は十万円、和男の喜びも大きかったが、彼に好意を寄せる厚生課の本田洋子も一緒に喜んでくれた。この洋子、実は社長令嬢ながら一社員として厚生拡充に力を入れているという変り種である。一方、晶子も入選の喜びを分ちたい唯一の男性があった。同僚の野中良介である。二人は次の日曜日、良介の家でお祝いをすることを約束した。その日曜日、良介は晶子を待った。が、晶子は同じころ洋子の父本田社長の招きで入選祝賀会に出席していた。晶子は良介のことを気にしつつも祝賀会の雰囲気を壊すわけに行かなかった。祝賀会には金山という男も出席していた。本田社長は金山を洋子の許婚と紹介した。一瞬、和男は愕然としたが、その後で洋子は和男に自分の愛情のしるしとオルゴールを与えた。楽しい気持で和男と晶子は帰宅した。ところが、その二人を待っていたのは神戸から上京してきた兄の茂だった。茂は潰れかかった商売の建直しに、この家を担保に五十万円を都合してくれと泣きついた。しかし兄の度々の無心にこりている和男は取合わない。茂は悄然と去った。が晶子は、兄のためにと本田社長に頼み、金を貸してもらって茂に渡した。茂は再生を誓って離京した。ところが、その夜、近所の火事で晶子の家も類焼した。和男は洋子から貰ったオルゴールを抱いて辛うじて逃れた。翌朝、晶子と和男は本田家に落着いた。祝賀会以来晶子と冷戦状態だった良介も焼跡に駈けつけた。やがて良介は晶子の居場所を知った。姉弟にとっては不幸な火事ではあったが、本田社長の計いで和男と洋子、晶子と良介に明るい日が訪れた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 大映東京
上映時間 88
カテゴリ ラブ・ストーリー
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