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「女の防波堤」(1958)

50点50

あらすじ

昭和二十年八月三十日マックァーサー麾下の連合軍は続々と厚木に進駐して来た。この日から、相ついで占領軍の暴行事件に人々は戦々兢々としていた。折も折、“日本女性の防波堤たれ!”という名のもとに“特殊慰安施設協会”(RAA)の手で“昭和の唐人お吉”集めが行われていた。この中には戦火に家を焼かれ親を失った田口ふみ子、友人の藤井由子の姿もあった。大森海岸小園に送られたふみ子と由子は、冷たい日本人の目に慄然とした。特攻隊で夫を失った島田清子は二人の子供のためやって来たが、その晩自殺した。RAAの庶務課長林の世話で銀座のクラブに移り、クラブの女王となったふみ子は、林の女、同じクラブの朱実と大喧嘩のはて、福生の安酒場へ流れていった。ここでも酒と男と喧嘩の毎日−−みんなすさんだ生活のなせるわざだった。そんなある日、ふみ子はブラウン少尉に会った。倫落のはてにたどりついた愛、ところが彼女のささやかな幸福もふたたび朝鮮に起った戦火の前にはもろくも崩れ去った。ブラウンの子供を生むため入った産院から、更び夜のちまたに迷い出て行った。−−麻薬密売人の情婦に、そして求められて医師の妻に、しかし肉体に刻まれた烙印ゆえにつぎつぎと裏切られていった。いつしか有楽町のガード下に立っていたふみ子は梅毒におかされ狂う由子を見て、「戦争さえなかったら!」と叫ぶのだった。しかし、ブラウンとの子に会いにサンダース・ホームに行ったふみ子は林と会った。お互にきずついた身体をいたわり合って、生きようとはげます二人のひとみにはかすかながら、希望のひかりが見られた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 新東宝映画
上映時間 87
カテゴリ 人間ドラマ
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