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「影の軍団 服部半蔵」(1980)

【DVD発売中】

57点57
家光の死後、世継ぎ争いに揺れる徳川幕府の裏舞台で、実力者の下で影のように暗躍する服部家の忍者(上家と下家の二つの家系がある)と、甲賀軍団との死闘を描く時代劇。工藤栄一のダイナミックな演出、奇抜なコスチュームなど、徹底した娯楽性が面白い。

あらすじ

慶安四年、徳川政権は表向きは安泰の色を呈していたが、江戸城内では、三代将軍・家光が急死したため、混乱のるつぼと化していた。副将軍・水戸光圀をはじめとする御三家は、光圀の実弟で会津藩主、保科正之を世継ぎ家綱の補作役と決め、事態の収拾を計った。一方、老中筆頭、松平伊豆守は権力を維持するために密かに策を練っていた。伊賀忍者、服部には上下二家があり、上は隠れ名にて常に世人に混わり、下は草に生き機に乗じ時に応じ現われる。上の服部半蔵は隠れ名を由比民部と称した。下半蔵は大名屋敷を狙う盗賊の頭でもある。下半蔵は伊豆派の内藤山城守の屋敷に押し入るが失敗し、伊豆守に引き会わされる。下半蔵は、保科正之の首を取れば許してやるという伊豆守の甘い言葉を信じてしまう。伊豆守の影には甲賀忍者の頭目、甲賀四郎兵衛が控えている。下半蔵は正之の屋敷に忍び込むが、警備に見つかり、上半蔵に助けられ、なんとか脱出する。政権を狙う上半蔵はこの事件を機会に正之に接近。数日後、正之は光圀によって執政職に命じられ、上半蔵の思い通りに事は運んだ。だが伊豆守も金を使い優位な立場にたとうと光圀へ莫大なワイロを送る。そして、家綱の生母、お楽の方に取り入り、四郎兵衛の娘、千里を大奥へ潜入させることに成功。伊豆守は、家綱側仕えの青山図書らの意見を無視して、お世継の日光参詣を強引に決行する。そして、日光へ向う行列の中、家綱の姿が消えてしまった。四郎兵衛の仕業だ。下半蔵は女忍者小萩を大奥に潜入させ千里の後をつけ、四郎兵衛の隠れ家をつきとめるが、あと一歩のところでとり逃してしまう。図書は伊豆守の陰謀で、ぬれぎぬを着せられたまま殺され、正之は執政職を返上、上半蔵の由比道場にも、正之に加担していたと伊豆守の手の役人が乱入して来る。上半蔵は道場に火を放ち、下半蔵の隠れ家に逃げ込む。そこへ、家綱は伊豆守の城内鬼門櫓に閉じ込められている知らせが入った。鬼門櫓は初代半蔵が飛騨の工匠によって作らせたもので、櫓を一挙に崩してしまう仕掛が施してあり、それは半蔵家に伝わる秘伝であった。家綱救出に、鬼門櫓に向う上半蔵と下半蔵。櫓上層部に斬り込む上半蔵は応戦する四郎兵衛の腹に大クナイを突き刺す。下半蔵は両者の死闘の脇をすり抜け、家綱を抱え櫓を脱出。その時、凄じい亀裂が櫓全体に走り、最後の呻きのような異様な爆音とともに、上半蔵と四郎兵衛を呑み込んだ鬼門櫓は崩れ落ちていった。翌朝、城中で新将軍家綱御宣下の儀が滞りなく行なわれていた。無称の大名として列座している正之。伊豆守が得意満面で家綱を勅使対面の席に導く。一同が平伏したとき、天井が開き、伊豆守と家綱の前に下半蔵が飛び降りて来た。呆然となる伊豆守。平伏したままで気づかない諸侯。家綱が半蔵を見て笑いかけたとき、下半蔵の抜き討ち一閃。伊豆の絶叫で一斉に顔をあげる一同。しかし、事すでに遅く、伊豆守は血の海に横たわり、死んでいたのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1980年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 133
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