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「私は泣かない」(1966)

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あらすじ

非行少女早苗は少年院から弁護士原田の家へ引き取られたが、格別それを喜んではいない。早苗はさっそく昔の恋人宏を訪ねたが宏は別の女と暮らしていた。母の不貞を知ってから不良仲間に入った早苗の人間不信は一層強まった。原田の家には初めから馴染まなかった。原田の姪佳子や周囲の者の冷たい視線を感じるからである。だから原田の子供で小児マヒで歩行不能の幸男が、身障児特有のヒネクレた甘え方をしても早苗は受けつけない。逆に頬をひっぱたいたり、死んだ方が幸せだと言ったりもする。だが、昔の仲間で、今は建設会社の運転手をして元気に働いている三郎に会ってから早苗も変ってきた。三郎の健康な生活と考え方に、早苗は自分が必要としているものを知ったのだ。原田の勧めで洋裁学校にも真面目に通うようになった。幸男が身体障害者施設恵友学園に通うことになった時、毎日彼を背負って送り迎えをするのは早苗である。そんな早苗に幸男も次第になついてきて、原田の愛人美佐の出る幕もない。早苗があまり幸男の歩行訓練に熱心になり過ぎて、幸男が急激な運動で脆弱な身体にさわって高熱を出したりもしたが、とにかく、無事に毎日が過ぎていった。その頃、三郎は九州に仕事で行くことになり、早苗もある想いをこめて見送った。一方、原田は身障児の実子を殺した男を早苗に励まされて弁護することになり熱弁をふるって、事実上の無罪をかち取ったが、その男は子供の墓の前で自殺する。大きなショックを受けた原田や早苗も、ある日、幸男が、一歩、二歩、歩き始めた時、その悲しみも忘れて喜びあった。やがて、早苗は幸男と離れることはつらかったが、自立する職業を身につけるため、裁縫工場に勤めることにした。三郎も手紙で早苗の決心を知って励ましてくれたが、今、早苗は自分がすっかり変ったことを知った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1966年
製作国 日本
上映時間 91
カテゴリ 青春ドラマ
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