閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「不良少年〈1956年〉」(1956)

60点60

あらすじ

西田重男が教師として勤める少年院、六燈園には、冷い社会から見放された戦災孤児たちが希望のない青春を送っていた。自らも少年院出の西田は彼らを一人前の社会人にしようと努力をしたが、歪められた少年たちは反抗をもって応えるばかりだった。ともすれば挫けようとする西田を励ますのは、思師石坂であった。ある日、石坂の提案で、西田は自信を取戻すため教え子廻りを始めた。卒業生の一人、浮田は町工場の職工として立派に働いていたが、大迫銀子は夜の女になっていた。寂しく六燈園に帰れば、そこには相変らず光一や善太らの反抗が続けられ、手に負えなかった。少年たちと一緒に寝起きして同じ苦しみを味わおうと彼らの部屋に行けば「一身同体なら、これがなめられますか」と啖を吐いて突き出し、嘲笑を浴びせる始末だった。西田は再び教え子廻りを始めた。キャバレーのボーイをしている庄司はやはり教え子の敏子と夫婦になっていたが敏子にストリッパーをさせた上、夜の商売もさせていた。裏切られた西田は、酒を飲んで銀子を訪ねたが、失意の余り、その夜銀子のところに泊り、二人は売春現行犯として警察へ連行された。絶望に喘ぐ西田に石坂先生の死がもたらされた。その夜、西田は新しい決意に燃えて六燈園に帰ったが、折しも光一、善太らが閉め忘れた門から脱走するところだった。帰ってくれと頼む西田に、少年たちはドスを突きつけ、棍捧を振り上げて逃げた。ふらふらになって追う西田は川に投げ込まれ意識もなく流れて行った。だが逃げて行く光一の足がピタリと止った。その途端、彼は「先生!」と大声で叫びながら引返した。そして後には同じく涙まじりで「先生」と叫ぶ少年達の姿が続いた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1956年
製作国 日本
チケット 前売りチケットを購入する