閉じるボタン

「少年死刑囚」(1955)

0点--

あらすじ

祖父母と叔父夫妻を殺害した満十八歳の垂井浩は、第一審に於て死刑と判決され、第二審は控訴中であり、目下コンクリートの高塀に囲まれた東京拘置所に入れられていた。彼は舎房の中でも暴れ廻り、又検察庁での検事の論告に対してもわめいて反抗したりした。斯くして確定通知まで一〇三号の舎房に投げこまれ、同じ運命を持つ仲間念仏、角さん、チョビ博士、ボンなどの顔も覚えたが、その仲間も一人二人と消えて行くのである。ある日、浩に母親の里子が面会に来たが、彼はすげなく帰してしまった。浩は毎日何ものかに対する反抗で、すべてに反発を示したが、反面耐え切れぬ空虚を感じていたのだ。終戦時の混乱の頃の自分。義父梅吉の冷たさ、祖父母に対する叔父夫婦のあまりの仕打ちに憤慨した夜の兇行。死にたがっていた祖父母に対するあの行為。今更ながら悪夢のように胸が苦しい。浩は思わず自殺を計ったが未遂に終った。ある日、幼馴染のいく子からも手紙がとどき、彼の過去の行為をいさめてきた。やがて浩の死刑確定通知も伝達された。母の里子やいく子との最後の面会も笑顔ですませた。愈々死刑執行の日、仲間とも別れ、花を抱いて刑場へ向う浩の口もとには微笑が浮かんでいた。がその時、急に彼の恩赦の報が伝わった。それを知った浩は、殺してくれ、と叫び、且つ号泣し、だまされたと云って絶叫しつづけるのであった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
上映時間 104
チケット 前売りチケットを購入する