閉じるボタン

「源氏物語〈1966年〉」(1966)

0点--

あらすじ

その子冷泉帝の擁立につれ太政天皇となった光源氏は、愛人紫の上をさしおいて、朱雀院の第三皇女三の宮を妻に迎えたが、やがて生まれた子は、三の宮と頭中将の息子柏木の間に生まれた子供であった。源氏は、今更に若い頃のあやまちの数々を思い、今、自分にかえって来たことを知るのであった。父桐壷帝の妻藤壷に、思慕を寄せる源氏は、どこか気位の高い妻葵に満たされぬものを人妻に求めていった。伊予介の妻空蝉の許へしのぶ源氏は、その娘軒端萩とも一夜を契った。源氏は以前から年上の六条御息所を愛人としていた。六条御息所は、源氏の愛をつなぐため財産を源氏に捧げたが、源氏は言葉巧みに女を遍歴した。遊女宿の女夕顔、そして義母への愛を断ちがたく藤壷の寝所にしのんだ源氏は、母であることを忘れた藤壷を抱きしめるのであった。やがて源氏の子を生んだ藤壷は、桐壷帝の心情を思い涙を流した。一方源氏の恋心を恨んだ六条御息所は、源氏と契りを結ぶ女を次ぎ次ぎと呪い殺した。葵の上が皇子を生むと、変死を遂げたのも、その精とされた。その頃源氏は藤壷の姪紫の上を養女として育てていたが、葵の上を失った夜、源氏は自分で育てあげた紫の上を理想の女として、妻とすべく契りを結んだ。まもなく桐壷上皇は世を去った。紫の上を正妻としながら藤壷の面影を忘れられない源氏は、再び藤壷との逢瀬を楽しんだ。やがて六条御息所と藤壷は髪を断って世を捨てた。愛人を失った悲しみを朱雀帝の妻である朧月夜の部屋でまぎらわそうとする源氏は朱雀帝の逆鱗に触れ、勅勘をこうむって須磨へ流されることになった。須磨で流人の生活を送る源氏は、豪族の娘明石の上を得て淋しさをまぎらわした。勅勘を解かれ都に戻った源氏は、太政天皇にまでのぼったが、かつて契りを結んだ女たちを思い心は暗かった。とりわけ今自分が業の深い子供を抱いていることに心がふさがった。源氏から子をさしだされた柏木は驚きと悲しみのあまり息絶えた。紫の上の死は、源氏の心に大きな打撃を与えた。鳥辺山にのぼる煙を見つめ、涙する源氏の顔にはかつての美しさは姿を消していた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1966年
製作国 日本
上映時間 111
映倫 R18+
チケット 前売りチケットを購入する