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「刺青 背負う女」(2009)

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【DVD発売中】

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過去に幾度となく映画化されている谷崎潤一郎の同名原作を、『ベロニカは死ぬことにした』の堀江慶監督が映画化。設定を現代に置き換え、家族関係や不倫に悩む主人公が、女彫師や心から愛せる男と出会い、刺青を通じて大胆に生まれ変わる姿をダイナミックに描く。背中を彫られ、苦悶と愉悦の狭間で生命を燃焼させる井上美琴の熱演も見ものだ。

あらすじ

雑誌編集部員の佐倉真由美(井上美琴)は、母親の再婚相手の息子・立花康平(兼崎健太郎)が所属する劇団の公演を観に行く。義理の弟である康平との会話はぎこちなく、母親から4人で食事に行こうと誘われても興味が持てないでいた。真由美は家族との接し方に悩みながら、それでも人の温かさに触れたいという思いから不倫に走る。真由美は日本画展の取材に行く。そこで1人の女性が見入っていた、鯉に乗った観音の絵が気になる。学芸員によるとそれは『魚濫観巫音』という絵で、絵を見ていたのは刺青の彫師・矢野純子(伊藤裕子)だった。純子は真由美に、今いちばん彫りたい絵だと告げる。その夜、真由美は不倫相手から暴力を振るわれるが、平田タケシ(波岡一喜)というチンピラに助けられる。真由美は借りを作りたくないと、タケシを強引にベッドに誘う。タケシの背中には伐折羅の刺青があり、純子の手によるものだった。後日、純子の計らいで、真由美とタケシは再会する。2人は刺青を通じた縁に運命を感じ、情熱的に求め合う。翌朝、タケシは真由美を、自分が育った教会の養護施設に連れていき、世間の不公平と神の無力を嘆く。こうして2人は、愛を育むようになる。そんな折、タケシが恩人と慕う組幹部・冨田(並木史朗)が、対立する組織に刺される。復讐に向かったタケシは、相手幹部にとどめを刺そうとして銃撃を受け、十字架のペンダントを握りしめながら絶命する。愛する人を失った真由美は、家族である康平も結婚し就職することを知る。真由美は純子に、タケシの魂を刻みつけたいと願う。純子は真由美の背中に『魚濫観巫音』を彫り始める。真由美はタケシの名前を呼びながら、痛みと悦びに身悶える。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2009年
製作国 日本
配給 アートポート
ヘッド館 ユーロスペースにてレイトショー公開
上映時間 76
公開日 2009年6月6日(土)公開
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