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「大日向村」(1940)

当時、すでに数々の文芸作品を手掛け成功を収めていた豊田四郎が、農民文学者の和田伝の原作により「土」の八木隆一郎と組み、前進座の俳優を使った、のちの農村映画のさきがけともなった傑作。満州に最初の日本移民による分村を作った、信州の一村の人々が、移住に踏みきるまでの人間模様を繊細かつ伸びやかに描く。だが、実態は農民の入植も当時の大日本帝国の意を体した侵略行為である。映画は農民の開拓者精神を賛美するのみで、今見ると居心地の悪さは否めない。豊田もそれに気付かぬはずもなく、後年この国策映画を撮らされた悔いを言葉にしている。42年後にその後の大日向村を描いた記録映画が作られた。
製作年 | 1940年 |
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製作国 | 日本 |
配給 | 東京発声 |
上映時間 | 84分 |
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