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「四季の愛欲」(1958)

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丹羽文雄の『四季の演技』を中平康監督が演出した愛欲映画。作家・暁の母、浦子はかつて幼い暁を捨てて男のもとへ走り、彼が名声を得たあとに母親として名乗りを上げた女だ。彼女と折り合いの悪い暁の妻・吟子は、浦子の情夫である実力者を寝取り、ミスユニバースで優勝しようとするのだが……。

あらすじ

誠実な作家といわれる清水谷暁は母親浦子から金を無心された。男と熱海へ行くためだ。彼女は近所に住み、時にやってくる。彼女は男のために小さい暁を捨て、彼が名声を得たのち名乗り出たのだ。暁の妻・ファッションモデルの吟子と仲が悪い。暁の妹桃子が宇都宮から上京してきた。夫建部と子がありながら、いとこの赤星と恋愛しているという。浦子は熱海で布地問屋の主人平川と逢っていた。−−吟子は近く行われるミス・ユニバースの決選で有力候補になっていた。彼女はスポンサーの平川にパリに行かせることを条件に誘いかけた。浦子と平川の関係を知って吟子は夫に別居を迫った。暁はそれに応じた。末娘の春枝は兄に同情し、友人の品子を紹介した。暁は那須高原ホテルに旅したが、そこに働く未亡人百合子にひかれた。彼が帰ったあと、同じホテルで吟子は平川に体を許す。−−浦子は平川から別れ話を持ちだされ、急にしぼんだふうだった。桃子も赤星から別離をいい渡される。金融業の高輪女史からの圧力だ。浦子は家出したが、一週間のち銀座裏の料理店の女中監督として、生き返ったように働いていた。再び平川の誘いには乗らぬという。吟子はミス・ユニバースに落選した。彼女の素行が審査員に知れ渡っていたのだ。暁は桃子を那須で静養させようとした。途中、宇都宮で、やはり桃子は降りた。建部は何も云わずに彼女を迎えた。暁はそのまま那須へ向い、その夜、百合子と結ばれた。翌朝、吟子が外国人客と泊りにきた。彼女から暁が夫と聞いて、百合子は彼を責めた。が、彼の愛情には偽りはなかった。彼を駅まで送った百合子を、ちょうど品子をつれてきた春江が見、暁を不潔とののしった。「お母さんの方がずっと清潔よ」そのとき、青森行きの汽車が動き出し、その窓に平川と一緒にいる浦子のみちたりたような横顔が見えた。汽車は出発し、四人はそれを見送った。その場に呆然と立ちつくしたまま。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 108
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