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「東京のヒロイン」(1950)

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あらすじ

雑誌「婦人評論」の記者彭城範子は断然独身主義を標榜しているが、「最近」人間喜劇誌に掲載されて評判になっていた女性随筆家吉岡花子の原稿を取らなければ罰則として、誰かと結婚すると社内で同僚と約束する。まず吉岡女史の住所を探ろうとして、人間喜劇社を訪れると、その朝電車で一緒になった変な青年がその社の記者をしていることを発見した。彼の名は館実といって吉岡花子のペン・ネームで随筆を書いている当人であった。館は勿論、吉岡花子の住所を教えない。その後小説家清宮蕉風邸で二人はまたぶつかってしまう。範子に好意を持った実は、自分の取った蕉風の原稿を秘かに譲って、婦人評論社へ届けてやる。そんなこととは知らない範子は、妹の知子をスパイに使ってなおも館から吉岡花子の住所を突き止めようとするが、知子は返って館に買収されてしまった。ところが範子がふと電話帳をめくっていると、そこにちゃんと吉岡花子なる人の名前が載っていた。彼女は銀座裏のバアのマダムであった。しかも、蕉風氏のアミイでもあった。館は自分が出鱈目に使った名の女性が実在すると知って、驚いて駆けつけると、そこでまた範子とはち合せをする。マダムが留守なので、二人は照れ隠しに酒を飲んで酔っ払ってしまう。外へ出た二人は、乞食のバイオリン弾きのタンゴに合せて踊る。館はタンゴしか踊れないのだった。範子も館が何となく好きになった。けれど、そのうちに、蕉風氏が自分に書いてくれたとばかり思っていた原稿が、実は人間喜劇に書いたものを館の指金で自分の方へ回されたものと知って果然彼女の自尊心は傷つけられた。その上、吉岡女史が館のペンネームだったことを知ってすっかり憤慨してしまう。館は範子の怒りを解こうとして妹知子に近づくが、その事も返って範子の怒りを増すばかりであった。が、姉の本当の気持を察した知子は、自分のバレー発表会を利用して、二人を相会わせ、和解を成立させてやる。範子の独身主義はどうやらこれで終止符を打たれることになるようであった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1950年
製作国 日本
上映時間 95
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監督

キャスト