

【重要】システム障害発生につきまして
84点
「限りなき前進」(1937)

小津安二郎原案、八木保太郎脚色、内田吐夢監督、小杉勇主演という豪華な顔合わせによる社会派ドラマの力作で、1937年度のキネマ旬報ベスト・テンの1位に輝いた。定年間近の老社員・野々宮保吉は、出世の見込みがまったくなく、婚期の近い娘の将来のことを考えると気が狂いそうな不安に襲われる。そしてついに彼の疲弊した精神は異常をきたし、半狂乱のまま会社で醜態を演じるが、娘と恋人の青年がかけつけ彼を連れ帰るのだった……。この作品は当初、小津安二郎が「愉しき哉保吉君」という題で映画化しようと考えていたが、あまりに暗い内容のため会社(松竹大船)の許可が出なかったという裏話も。現存するフィルムは後半のクライマックスが抜け落ちた改編版。
製作年 | 1937年 |
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製作国 | 日本 |
配給 | 日活多摩川 |
上映時間 | 99分 |
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