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「河内のオッサンの唄 よう来たのワレ」(1976)

【DVD発売中】

60点60
前作が予想以上に大ヒットしたことから急きょ作られた続編。主要スタッフ・キャストは前作と同様ながら、その封切り終了から本作の完成まで、わずか1ヵ月足らず。そのため必ずしも成功作とは言いがたいものになってしまった。ただ、田中邦衛と伊佐山ひろ子が、ピラニア軍団を食う怪演を見せている。

あらすじ

飲んだくれでバクチ好きの河内のオッサン徳松達も、年末ともなると女房連に尻をひっぱたかれ、やむなしモチ代をかせぎに大阪へと出かせぎに行く。フトコロも少しは、あったかくなって、河内への帰り道。ついうかれて、入ったアルサロで、助平根生を出した徳松ら長屋の連中は、サイコロバクチにひっかかり、せっかくの虎の子もスッテンテン。このまま帰ったら、カアチャンたちから、ドツかれるとワラをもつかむ思いで競艇場へと行った。そこで、バクチの大天才、通称・先生とめぐり会う。この先生の霊感を聞き、最後の金で大穴をあてる。意気揚々として河内へ帰った。ところが河内では一大事件がぼっぱつ中。徳松達の長屋の大家・忠三郎。これがまた大のバクチ好き。忠三郎は、暴力団・難波組とのバクチに長屋の権利書を持ち出した。正月を前に家を取り上げられたら一大事。徳松達は再び先生の霊感をたよって窮地を切り抜けた。ところが、河内松原を一大風俗街として、大もうけをたくらんだ難波組は、次々と悪どい手口でのっとりをたくらんできた。一方、先生とは、実は一目惚れした女に会社の金、一千万円を使い、公金横領犯として指名手配中の人物であった。そんなある日、アルサロのホステス陽子とひょんな事から知り合った徳松は、彼女が先生の一目惚れの相手であることを知った。徳松のはからいで二人は久し振りの再会。陽子は先生に対し、冷たい態度をとった。陽子に振られてしまった先生は、出直しを決意し、旅へ出発。てんやわんやの河内松原もひとだんらくと思ったのもつかのま、難波組の上部団体・横浜大東組から、鬼頭という人物が派遣されて来た。長屋は再び危機を迎える。たこ焼き屋の千吉は、土地を買っていただけに強きの態度で出た。鬼頭はこの仙吉の土地の権利書をねらった。徳松はそんな鬼頭のやり口に、我慢ができなかった。そして、ついに彼は単身、仙吉の権利書を持って、大東組の本拠地・横浜へのりこんだ。仙吉の権利書をもって一か八かの勝負を賭ける徳松は、そこで先生と再会。これぞ救いの神とばかり徳松は、先生を引き連れ大東組の盆ゴザへと行く。美人の壷ふり、昇りの龍の銀子によって始った三番勝負。一番手をとられた先生には、以前の博才はなくなっていた。その時、偶然にも先生を追いかけ、この横浜へ来ていた陽子の姿が目にとまった。そのとたん、先生の直感力も冴え、残り二番の勝負に勝った。長屋の権利書を取りもどした徳松。よりをもどした先生と陽子。しかし、大東組はこの三人を持ちぶせていた。しかしこの危機は銀子によって救われた。徳松達は晴れて、河内松原に帰っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1976年
製作国 日本
配給 東映東京
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