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「危険な英雄」(1957)

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あらすじ

三原準之助の長男健司が帰校の途中、何者かに誘拐された。「明朝十時、渋谷東宝前に百万円持参せよ、警察に届ければ命は保証しない」の脅迫文をもって警察を訪れた健司の姉葉子が小野塚捜査主任と会うのを見たサツ回りの記者、今村は二人の問答を窓下で聞き、思わぬ特ダネに雀躍りした。今村は、小野塚主任に単刀直入、事件の核心をついた質問を浴びせたが、主任は明朝犯人を逮捕するまで少年の命のために発表を待ってくれと懇願した。今村も朝刊の記事にするのを思い止まった。ところが、この話をドアの蔭で聞いていた者があった。二流新聞、東都日報の記者、冬木である。翌朝、「三原準之助氏令息誘拐さる!」と東都日報はデカデカと報道した。功名心にはやる冬木のやった仕事である。その日、約束の十時に、私服警官に守られた葉子が囮の札束をもって渋谷東宝前に来たが犯人は遂に現れなかった。その日の夕刊から各紙も一斉に事件を報道したが他紙を出しぬいた冬木は、持前の強引さで葉子に犯人へ訴える手記を書かせることにした。彼は特ダネで局長賞を貰い今や有頂天である。騒ぎの最中、三原家に犯人から電話がかかり警察から手を引くよう要求してきた。葉子や母の雅子は健司の存命を願い承諾した。ところが冬木は、小野塚の机から犯人のモンタージュ写真を手に入れ、彼の東都日報は写真を傘下の販売店にバラまき犯人を通知した者に賞金を与えることにした。泡よくば「東都日報誘拐少年を救出」という宣伝効果を狙ったのだ。が、効果テキ面、新聞配達の少年の通報で警察は倉庫街の岩壁近くで犯人笹井を逮捕した。健司の在りかを追求すると笹井は、新聞に自分の写真が出たので子供の処置に窮し殺したと白状した。誘拐事件にとった東都日報の態度は世論の非難を浴び、冬木は左遷されて支局へ回された。が彼は「真実を書いて何故いけないんだ」と昂然と眼をむいていた……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
上映時間 92
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