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「アラブの嵐」(1961)

75点75
祖父の遺言で海外行きを決意した宗方は、旅客機の中で、行方不明になった両親を探すためエジプトに向かうゆり子と知り合った……。エジプトにロケを敢行、石原裕次郎が、かの地で人民運動に巻きこまれる青年を好演した大作。

あらすじ

大日本物産社長の孫宗方真太郎は、祖父の死後、彼の犯した失敗の責任をとらされてクビになった木村に会い、初めて温室育ちの自分の姿に気がついた。真太郎は、祖父の遺言にしたがって外国行きを決意した。旅客機で知り合ったゆり子は、パリへデザインの勉強に行くのだが、途中、エジプトで行方不明になった両親を探すという。ベイルートの空港で、一人のアラヤ人が真太郎の鞄をすりかえ、その直後に殺された。その男はアラヤ独立運動のナショナリストで、鞄には重要秘密書類が入っている。ゆり子と共にカイロに向った真太郎は、そこで案内役を買って出た正体不明の日本人中川に逢った。中川の目的は真太郎のポケットの五千ドルである。ピラミッド見物で真太郎は危険に襲われるが、彼はまだ真相がわからない。ナイトクラブの踊り子ライラはナショナリストで、独立運動資金にするため、真太郎から五千ドルを盗みとった。気がついた真太郎は楽屋へ追って行き、そこで帝国主義者とナショナリストの抗争を目のあたりに見て、ようやく自分が運動の渦中にいることを知った。彼が知らずに持っている秘密書のはいったペンダントを、両派で必死にねらっているのだ。色仕掛けで接近するライラたちナショナリスト。砂漠の真中で真太郎と中川の命を奪おうとする帝国派。一方、ゆり子は、父の墓がルクソールにあると現地人の老医師に教えられた。実はこの老医師がゆり子の父で、英軍のスパイだった身を恥じて現地人になりすましていたのだ。真太郎と中川、それにライラもそれぞれにルクソールに向った。ペンダントが独立派のために重要なものだと知った真太郎は、危険を冒してライラに手渡したが、ルクソールの廃墟で真太郎、ゆり子、中川、ライラたちは帝国派に囲まれて危くなったとき、警官隊が駆けつけ、帝国派を次々と逮捕した。しかし独立派には目もくれない。「独立ができる」とライラの目が涙で光った。真太郎たちの顔も感動で輝いた。真太郎は温室育ちを卒業したのだ。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1961年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 91
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