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「小さい逃亡者」(1966)

【DVD発売中】

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10歳の川間健は孤児だったが、ある日叔父から健の父がモスクワに生存していると聞かされる。ボリショイサーカス団が来日した時、健は京都まで追いかけていき、ニクーリン夫妻にモスクワへ連れていってくれと頼むが、ちょっとした行き違いから、それはかなわなかった。仕方なく健はソ連船に忍び込んだ……。日本映画初の日ソ合作である。

あらすじ

ヴァイオリンと絵に天才的なひらめきを示す十歳の少年川間健は孤児である。しかし、叔父の野田信之が、健の父がモスクワに生きている、と言った日から、モスクワ行きが健の夢になった。ボリショイサーカスが東京に来た時、健は道化師ニクーリン夫妻と知り合い、京都まで追いかけてモスクワへ連れて行ってほしいと頼みこんだ。健の手振り身振りの訴えに夫妻は微笑しながら承諾したが、言葉の通じない悲しさ、夫妻が飛行機で帰国した時、健は横浜港で夫妻を待っていたのである。やむなく健はソ連船に忍び込んだが、乗組員に発見されたのはナホトカが近くなった時だった。ナホトカに着くと健の密航を処理するため、退役軍人トロフィムイチと共にモスクワに向った。しかし、途中で迷子になった健は一人で旅をしなければならなくなる。モスクワまでの数カ月間、リュックサック一つで、健は線路を歩いたり密林に入ったり、それでもソ連の人たちに助けられながら旅を続けた。やがて、レニングラードに着いた時、健はサーカス小屋を見つけた。入ってみると、そこにはニクーリンがいた。驚いた彼は、日本大使館員の通訳で健の事情をすっかり聞くと、健を連れてモスクワに向った。しかし、そこで知ったのは、健の父が既に五年前に死んでいたということだった。身体をふるわせて泣く健を、ニクーリンは言葉もなく抱きしめるのだった。−−それから十年後ソ連で成長し、ヴァイオリンの修業をつんだ健は、モスクワ室内管弦楽団と共に帰国し、なつかしい故国の人人の前で、その腕前を披露した。その健の美しいヴァイオリンの音に、人一倍熱心に耳を傾けているのは叔父野田信之と、幼な友達で、今はすっかり成長した道子の二人だった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1966年
製作国 日本=ソ連
配給 ソ連/ゴーリキー撮影所=大映東京
上映時間 110
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