閉じるボタン
【重要】システム障害発生につきまして

「野盗風の中を走る」(1961)

0点--
戦国時代初期。東の国を暴れ回る野盗一味がいた。独眼の太郎を首領とする彼らは、豪族を襲撃して得た金を持って八重山の郷に向かう。領主による悪税、労役によってすたれた村の様子に、彼らは村人を救うため立ち上がる。時代劇の雄、稲垣浩によるダイナミックな演出も見もの。

あらすじ

時は戦国時代の初期を迎えた頃、諸国は我れこそは天下の主たらんとして群雄割拠して弱肉強食の様を呈していた。その頃、東の国々を走りまわる「向坂衆」と称する野盗の徒党があった。頭目の名は独眼の太郎といって隻眼で智恵も腕も達者な武士の生れ。ある時、徒党総勢十余人が豪族を襲撃して多大な収獲があった。そこで野盗一行は、その金で当分骨身を休めようということで、山塞を焼きはらってはるばる八重山の郷に向った。そこはナガ耳の五郎の知らせによると梅が咲き、菜種が美しく米が豊かに稔っているという。ところが、一行がその村について驚いたことには、田は旱ばつに枯れ、家は朽ち果て、村人は生気を失い死の村と化していた。そして、女子供と老人のみが野盗の群れをみて逃げまどっていたが、ともかく村の寺に落ちついた野盗は、住職円幽から、悪税のため村はすたれ、おまけに若い者は築城のために引き捕われたという話をきく。これを知った百姓あがりのむっつりの弥助は、百姓のために協力すると誓い、つっ走りの源は戦場で拾った尼子家の旗から若様に仕立てられてしまう。野盗たちはいやおうなしに尼子家の残党とされ、百姓たちのために働かざるを得なくなってしまった。女好きのはやての弥藤太は村の娘のかよや、さわたちを追い廻していたが、尼子家の残党ということで手が出せない。そこで、相変らずのナガ耳の五郎の奇略で築城に狩り出された村の若い衆を救うべく、田坂将監と手を結んで無事全員二八人を村に連れもどすことに成功した。その後、村は野盗たちの手助けによってよみがえり、野盗たちは神様のように思われていた。が、突如、田坂将監の大将明智源三郎義輝の命令で、尼子の残党征伐がなされた。村人たちは御恩返に野盗たちをなんとか救い出そうとしたが、敵の計略に落ちてはやての弥藤太以外は全員死んでしまう。それから、数年たって弥藤太が侍大将になってこの村をおとずれると、村人たちは死んだ仲間の霊をていちょうにとむらっていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1961年
配給 東宝
上映時間 111
チケット 前売りチケットを購入する