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「追悼のざわめき〈デジタルリマスター版〉」(2007)

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'88年の初公開以降、激しい賛否両論を巻き起こしながら繰り返し上映されるも、未だにビデオ・DVD化されない伝説のインディペンデント映画が、新しい音楽を加え、デジタルリマスター版として再生した。逃げ場のない苦境の中でもがきながら生きる登場人物たちの絶望と破滅への欲望が、強烈な描写で表現されたハードコア・ファンタジーだ。

あらすじ

大阪市南部、若い女性たちの惨殺事件が続発する。被害者たちは下腹部を切り裂かれ、その生殖器が持ち去られていた。犯人は廃墟ビルの屋上で暮らす孤独な青年、誠(佐野和弘)。彼は「菜穂子」と名づけられたマネキンを愛し「愛の結晶」が誕生することを夢想していた。次々に若い女性を惨殺し、奪った生殖器を菜穂子に埋め込む。やがて彼女に不思議な生命が宿り始め、様々な人間が、誠と菜穂子が暮らす「魔境」=廃墟ビルへと引き込まれていく。現実の街並みは、いつしか時間感覚を失い、傷痍軍人や浮浪者など、敗戦直後を思わせるグロテスクなキャラクターが彷徨しはじめる。純粋に二人だけの世界で生きていた幼く美しい一組の兄(隈井士門)と妹(村田友紀子)。遊びといえばケンパしかしらない。かれらもまた、菜穂子がいる廃墟へと導かれてゆく。菜穂子と産まれてくる子供のために、誠は、小人症の兄妹(日野利彦、仲井まみ子)ふたりきりで営まれる下水道清掃会社で働きはじめる。福田の妹・夏子は誠に心ひかれてデートに誘うが、路上で暴漢に襲われ、無残にもレイプされてしまう。深い絶望は、自分の醜い火傷姿が男たちに愛されたことで癒されるが、誠に、愛する「女」がいることを告白され、孤独と嫉妬に打ちひしがれる。街をさまよい、やがで廃墟ビルへ…。廃墟ビルの屋上。幼い妹は菜穂子に「母」の面影を見る。兄は、その姿に激しく「性」を感じる。そのとき、廃墟ビルに引き込まれた人々に残酷な運命が訪れる……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2007年
製作国 日本
配給 安岡フィルムズ
ヘッド館 シアター・イメージフォーラム
上映時間 150
公開日 2007年9月1日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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