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「恋化粧」(1955)

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今日出海原作『君死に給うことなかれ』の映画化。1954年、日本初のSF大作「ゴジラ」を大ヒットさせた本多猪四郎が、その次回作として撮り上げた作品。とはいえ、これは特撮ものではない純然たる文芸映画。自分の会社の自動車盗難事件の犯人を追う力彌と、彼を慕う芸者・初子の恋の行方を描いている。

あらすじ

芸者の初子は、幼馴染の力彌が好きだったが、力彌は戦争以来行方不明の園子が忘れられなかった。力彌の会社の自動車が盗まれた。力彌は、前夜初子の弟孝助を轢いた自動車泥捧を犯人と見当をつけ探した。自動車泥棒を追って酒場へ入った力彌は、園子を見つけた。園子は、泥棒とは知らずに、その男、石島と同棲していた。園子は力彌に対する慕情と、互に助け合った石島との間に立って苦しんだ。ある夜、力彌は自動車泥棒の車にはねられた。初子は偶然知った園子の住所を、力彌に教えた。園子のアパートで、力彌は石島に会ったが、驚きのあまり、逃して了った。園子は始めて石島の正体を知ったが、彼を更生させようと決心した。石島も園子の真情にうたれたが、自動車ブローカー星野に、また引張りこまれて了った。孝助と彼を愛している半玉雛菊は、自動車工場へ入って行く星野と石島を見て、力彌に急報した。力彌は石島に、園子の許へ帰れと促したが、星野に拳銃を擬され、危くなった。その時、急を聞いて警察が駈けつけ、自動車泥棒の一味を捕えた。園子は石島を待つために、彼の故郷へ行った。力彌は園子をあきらめ、自分のことを思う初子と世帯を持とうと思いはじめた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 82
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