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「忘れえぬ慕情」(1956)

70点70
フランスから長崎に赴任してきた造船技師は、両親を失い弟妹の面倒を見ながら呉服店を切り回している娘に愛情を抱くようになるが、そこに技師の昔の恋人が現れる……。愛の葛藤を描くイヴ・シャンピの日・仏合作映画。この作品が縁となってイヴ・シャンピと岸恵子は結ばれた(しかしその後離婚)。「アンナ・カレニナ」「ローマの休日」などで知られる名カメラマン、H・アルカンが撮影を務めている。

あらすじ

長崎のある造船所に、フランスからマルサック技師(J・マレー)が赴任して来た。彼はキャバレーの女などには無関心だったが、堀技師長に紹介された呉服屋の娘、乃里子に心惹かれた。彼女は弟妹の面倒をみながら、両親のいない店をきりまわしている健気な女性。乃里子を通じて日本に興味を持ち始めたマルサックは彼女のフランス語の先生リッテル(G・フルーべ)の離れに住居を移した。リッテルの妻は乃里子の友人慶子である。すっかり外国人の習慣を忘れているリッテルと同様日本の生活に融けこんでゆくマルサックに、乃里子も愛情を抱き始めた。そこへ、マルサックの昔の恋人で女流作家のフランソワーズ(D・ダリュー)が、東洋に取材の傍ら訪ねて来た。乃里子との純愛に生きようとしたマルサックも彼女の誘惑に、旅先で昔のよりを戻してしまう。やがて、乃里子の妹冴子の結婚式が行われたが、乃里子の心は晴れない。長崎へ帰って来たマルサックはフランソワーズのホテルに引移る。その頃、長崎は烈しい台風に襲われた。フランソワーズ共々避難したマルサックは、乃里子の身を心配し、嫉妬するフランソワーズを振り切って彼女の家に辿り着く。二人の間には再び愛情が甦った。だが激しい台風に、弟の身をかばった乃里子は天井の梁の下敷となって死ぬ。マルサックは彼女との想い出の地に踏み止まることを誓い、彼の決心を知ったフランソワーズは一人故国へ帰って行った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1956年
製作国 日本=仏
配給 テラ=パテ・シネマ=松竹大船=仏/シラ
上映時間 118
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