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「星よ嘆くな 勝利の男」(1967)

80点80
オリンピックで金メダルを取ったボクサー・速水は、一度は断ったプロ入りを師匠の死によって決断。彼に自分の夢を託した矢代とともにチャンピオンの道を目指した。やがて矢代の妹・葉子との恋も芽ばえるが、町のボス・加納の妨害が……。次々作の「紅の流れ星」で渡哲也をスターダムに押し上げた舛田監督・日活アクション末期の一編。

あらすじ

オリンピックのボクシング部門で金メダルをとった速水隆次には、プロから多くの誘いの手があった。しかしプロ入りを嫌う隆次は、彼の面倒をみてきた朝吹教授が金の魅力に負けて彼を売ろうとしたことを知って、失踪してしまった。そのため朝吹は病床につき悪評の中で間もなく死んだ。それを知った隆次が姿を見せた時未亡人になった秋子と、隆次を秘かに愛していたピアニストの圭子は冷たかった。ある日、隆次は競馬場で矢代に会ったが、元ボクサーの矢代は自分の果せなかった夢を隆次に賭けて、自分のジムに入れと熱心に口説いた。隆次はプロのチャンピオンになることが、朝吹の名誉回復になり、秋子や圭子を喜ばすと考えてそれを承諾したのだ。やがて、矢代の妹葉子のクラブで働きながらトレーニングを始めた隆次は、新人戦で順調に勝ち進んでいったが、隆次と葉子はお互いに惹かれはじめていた。しかし、町のボスの加納は矢代に金を貸しているのをいいことに、隆次がチャンピオンになったら自分のジムに移籍させるという証文を矢代に書かせていたのだ。加納は朝吹家の財産を管理すると称して私腹を肥している悪どい人間だった。ある日、コンクールに優勝した圭子がオーストリアに留学することになり、また隆次もタイトルマッチをやることに決って、お互いに喜んだ。しかし、試合の前夜不安に駆られる隆次を元気づけてくれたのは葉子で、二人はその夜初めて愛を告白したのだが、それを知った圭子は、一人で羽田を発とうと決心した。一方、矢代は加納から、隆次に負けさせるよう強要されていた。しかし、相手を倒してチャンピオンの座についたのは隆次だった。そのため、矢代は加納に手ひどいリンチを受ける破目になったが、そこへ駆けつけた隆次は加納を殴り倒して証文をとりあげてしまった。その後、圭子が日本を発つという知らせに、隆次と葉子は空港に急いだが間に合わなかった。隆次との恋を諦めてピアノ一筋に生きようと、圭子は一人で発っていったのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1967年
製作国 日本
上映時間 97
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