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「意気に感ず」(1965)

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サラリーマンを描く源氏鶏太の同名小説を、斎藤武市が映像化した企業内幕もの。神保物産営業部員・英吉は、神保物産から独立した西田物産に引き抜きの誘いを受けていた。それを蹴って、彼は神保物産立て直しをはかるべく、4年前退職した東沢を連れ戻す。が、社内にも西田物産派がおり、様々な妨害が……。

あらすじ

神保物産営業部員志田英吉は、バー“グロン”で西田物産社長秘書皆川佐樹子に会った。西田物産の社長は神保物産から独立すると自分の会社を作り、神保物産の得意先を荒し、腕ききの営業マン志田を三十万でスカウトしようとしていた。志田はこの話をきっぱり断ったが、佐樹子をからかうつもりで「今夜貴女を抱けるなら」と話をもちかけた。佐樹子はその夜英吉に初めて身体を許した。翌日佐樹子に会って三十万受け取った英吉は、四年前辞職して九州にひきこもった東沢大介を連れ戻すため九州にとんだ。だが博多には佐樹子が出迎え、東沢との話にも西田産業の陰謀が入った。非常手段にでた英吉は、東沢が面倒を見ているバーのホステス若子を使って東沢を口説き落した。病身の神保社長は英吉のもたらした吉報に相好を崩したが、息子一郎常務を筆頭とする大井専務、村井営業部長らの一派は、思わぬ伏兵に動揺した。九州の謀略に怒った英吉は、佐樹子に会うと、三十万をたたきつけた。佐樹子の目は英吉に挑戦していた。佐樹子は英吉と対戦するため大沢営業部長につくと、日東カメラを初めとする神保物産の得意先を廻って契約をくつがえした。東沢は上京すると副社長の席に収まり、英吉と西田物産を訪ねた。西田は東沢に向って日東カメラの輸出権一切を戴いたと得意気に言った。この噂は一郎らに伝わり、株主総会をひかえ東沢副社長、英吉らの足をすくう材料となった。その夜英吉はヤクザに襲われた。またその頃若子は、西田物産のいきつけのバー“ロマン”に入って情報集めをしていた。西田物産が次ぎに狙ったのは京浜機械だった。取引停止の通達を受けて英吉は、峰社長と直談判し、条約契約を結んだが、一方神保物産では、東沢が英吉の書いた三十万の領収書をつきつけられ苦悶していた。一郎派の株集めは進み、敗色濃い中で東沢は西田物産の大株主に西田のやって来た実情を説いてまわっていた。そして、今夜ホテルで大株主と会う約束をしていたのだ。ちょうどその頃鷲子はバーロマンで西田たちが東沢を消そうとしているたくらみを聞き、また、村井がやくざ風の男を使っているのを知った。佐樹子も初めて西田悪らつさに気づくど、若子に協力した。村井の陰謀は総会を前に崩れ去った。佐樹子は遂に西田に辞表を叩きつけた。その佐樹子に強引に求婚したのは英吉だった。英吉は、感ずる所があって会社を辞め、大任を果した東沢も九州に帰った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1965年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 91
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