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「絵島生島」(1955)

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徳川中期、幕府七代将軍の座をめぐって江戸城・大奥が暗躍する中、その政治の犠牲となった御殿女中・絵島と、歌舞伎役者・生島の美しくも悲しい愛を描いた悲恋物語。女性ものに定評のある舟橋聖一の原作を大庭秀雄が監督、淡島千景が絵島を、九代目市川海老蔵が生島を熱演している。

あらすじ

六代将軍家宣の側室で病弱な鍋松の生母左京の局は、御台所(天英院)が老中土屋相模守らと結托し、七代将軍に紀州の吉宗を迎えようと画策していると知り、家宣の寵臣間部越前守の政治力に縋った。そして、千代田城内ははしなくも左京の局、間部、大年寄絵島派と、正室、老中派が対立を続けたが、家宣急逝のあと、鍋松が七代将軍家継となるや、間部越前守、新井白石の二摂政時代を迎え、月光院を名乗る左京の局は天英院を圧し、権勢を檀にした。ある夜、図らずも月光院と間部のひめごとを目撃した絵島は、激しい衝動を受けた。月光院はそうした絵島を慰めるため、奥医師好竹院に命じ、人気役者生島新五郎を秘かに大奥に迎え入れ、絵島と生島の心は固く結ばれた。生島に惚れぬいている中藹の宮路はそれを知って天英院に訴え、一時は大騒ぎになるが月光院のはからいで無事におさまった。その夜から、絵島の女ごころは火と燃えた。その絵島を陥れようとたくらむ宮路は、芝居茶屋につれ込んで生島を取り持ったばかりでなく、大奥の権利を掴もうとする商人の賄路を絵島に受けさせた。一方、生島を慕う彼の義妹、宇津は、噂がひろまるにつれ、奥女中と義兄の恋の行末が案じられ、ひとり胸を痛めるのだった。やがて家継が病床に臥し、再起不能とみた間部は、天英院の先手を打って吉宗の出馬を乞い、自分と月光院の風評を揉み消すため大奥粛正を断行した。家宣の命日に当る日、月光院の代参として増上寺に赴いた絵島は法要半ばに生島が召捕られたことを聞いた。かくて、絵島は信州高遠に、そして生島は三宅島に流罪ときまり、二十八年の歳月が過ぎた。病に倒れた絵島は生島の名を呼びつづけて、その生涯を終った。絵島の死を知って、生島も心につなぎとめてきた一切の希望を断ち、後を追うようにこの世を去った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
配給 松竹京都
上映時間 126
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