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「錆びたペンダント」(1967)

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渡哲也扮する一流ナイトクラブのバーテンが、無実の罪で服役。刑期を終えて出所後、真犯人を捜し始める……。江崎実生が随所に情感のこもった演出を見せるが、ヒロイン役の山本陽子が力不足で、作品のバランスがくずれてしまった。

あらすじ

バーテンの英次は、クラブ「サイセリア」のマダム美江に見込まれて、そこで働くことになった。一流で名の通っている「サイセリア」も裏に回れば複雑な事情をかかえていた。すぐに英次は、密輸の洋酒が多いこと、美江のパトロンが郷原商事の社長であること、また、美江の別れた夫加賀が何かの秘密を握って美江を脅迫していることなどを知った。しかし、彼が最も驚いたのは、一年前に上高地で知り合った圭子が、エレクトーン奏者として働いていたことで、加賀と圭子は兄妹だということだった。再会してからの二人は、以前にも増して親しくつき合うようになった。英次が外国の高山を征服したい、と希望を打ち明けると、圭子は、いつか世界的なピアニストになりたい、という夢を語るのだった。だが突然、英次は密輪の張本人として逮捕されてしまった。それから二年後、出所した英次は、自分を無実の罪に陥入れた者を突きとめるべく「サイセリア」に姿を現わした。だが美江は死に、圭子は行方知れずで郷原と加賀が羽振りをきかせていた。そんな中で、英次は郷原が密輸の元締で、加賀が郷原に取り入っていたことを探り出した。そして、圭子に異常なまでの愛情を示していた加賀をしぼり上げると、加賀は圭子とは本当の兄妹ではなく、郷原が密輸の件を表沙汰にしようとした美江を殺し、その現場を見た加賀が郷原を脅して、自分が圭子と親しい英次に嫉妬していたことから、英次を刑務所に送ったことを白状した。郷原は加賀がすべてを英次にぶちまけたと知ると、冷酷にも加賀を殺してしまった。英次はなんなく郷原を警察に引き渡すことが出来たが、心は晴れなかった。圭子の居所が分らなかったからだ。やがて、圭子が横浜の場末のバーでピアノを弾いていることが分った。だが英次は、加賀が死に際に、圭子を愛している、と言った言葉を思い出すと、すぐに会う気持ちにはなれず、英次は万感の思いを一通の手紙に託すのだった。「君を愛していると言った兄さんの言葉はしばらくは僕たちの間から消えない。だから僕はしばらくの別れを君に告げようと思う……」。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1967年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 85
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