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【重要】システム障害発生につきまして

「わが闘争」(1968)

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あらすじ

岡山市に住む堤家は、祖父の過失から濁った血の遺伝と貧困の家庭に転落した。知的障害者の姉秋乃を愛した怜子は、子供心にも結婚はすまい、まして子供は生むまいと決心していた。やがて怜子は自ら“乱れ星のお怜”と名乗り、いっぱしの不良少女になっていたが、心には、純粋なものを持っていた。また彼女は駅の売店に勤め同人雑誌の仲間に入って詩を作るという一面も持っていた。怜子が最初に愛したのはタケという男だったが、彼は人を刺して刑務所に行った。だが間もなく、怜子は最初の同人雑誌発表会の夜、同人の吉岡に処女を奪われてしまった。女は花嫁姿で泣きながら処女を失っていくものと考えていた怜子の感傷は無残にふみにじられ、その口惜しさに怜子は、吉岡を殺そうとまで思いつめた。しかし印刷工の渋川に止められ、不幸な生いたちの渋川とともに尾道で心中を図ったが果たされず、不幸な二人はその日、結ばれる。怜子の妹時子は娼婦になり、ビッコの孤児を育てていた。また末妹の美也は美しく成長し、あるキャバレーに勤めていた。そんなおり、怜子は妊娠した。彼女は母となる幸福感にうずいたが、怜子は子供を生むことを拒絶した。彼女自身のもつ遺伝の恐怖におびえてのことだった。だが、渋川は異常なほど、自分の子供を望んでいた。一方、美也のために公金横領まで犯した山本が美也に会わしてくれと怜子に頼んできた。二人が帰宅してみると、そこには、美也と渋川の抱き合っている姿があった。渋川は自分の子供欲しさのあまり、美也を抱いたのだ。山本はそんな渋川を刺した。それから間もなく、怜子と美也は、渋川が印刷してくれた怜子の詩集「わが闘争」を彼の墓前にそなえた。赤い夕焼け空が、そんな二人の姉妹をつつんで静かに広がっていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
上映時間 98
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