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「どっこい生きてる」(1951)

45点45
一株50円の株主を募集して、400万円の製作費で作られた独立プロ作品であり、映画のオープニングには“この映画は日本映画を愛する多くの人々の協力によって作られたものである“とクレジットされている。職安の前にあふれ返る人波。毛利は今日も仕事にあぶれ、わびしい思いで家に帰る。仕事が見付からず、生活も苦しくなり、妻との折り合いも悪くなってきたので、毛利は妻と子供を実家に帰すことにする。やがて、やっと仕事に就くことができた毛利は喜々として働くが、給料日にポケットの金を誰かに盗まれる……。イタリアン・ネオ・レアリスモに影響を受けた今井正の代表作の1本。

あらすじ

毛利修三は自由労働者で僅かな稼ぎでようやく妻と子供二人を養っていたが、、大家から立ち退きを迫られ、妻と子供を田舎へかえし自分は木賃宿で寝泊まりすることにした。しかしようやくある町工場で旋盤工に雇われることに話がきまり、給料日までの食いしのぎの金は、親切な秋山婆さんが、戦災者寮の連中から集めてくれたが、その夜同宿の花村からすすめられた酒に寄って寝た間に誰かに盗まれてしまった。おまけに給料の前借りを頼んだことから、町工場の口もふいになった。途方にくれて、つい花村にすすめられ、鉛管切り取りの手伝いをして留置場にほうり込まれ、そこで田舎から無賃乗車で東京へ出て来ようとして留置されていた妻子と一緒になった。一緒に釈放されたが、どうする当てもなく、花村から貰った僅かな分け前を持って一日遊園地へ遊びに行き一家心中を計ろうとしたが、子供の雄一が池へはまって溺れようとしたとき毛利はやはりとび込んでこれを救わずにはいられなかった。やっぱり生命は貴いものだった。その翌日から毛利の悲壮な決意を持った顔が、再び職安の窓口へ現れるようになった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1951年
製作国 日本
配給 劇団前進座=新星映画
上映時間 103
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