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「螢火」(1958)

75点75
織田作之助の原作『螢』を五所平之助監督が映画化。伏見の船宿“寺田屋”の女将・お登勢はしっかり者で、甲斐性なしの夫・伊助を助けて店をきりまわしているが、伊助は妾を囲っていた。そんなある日、捕り方に追われた坂本竜馬が“寺田屋”へ飛び込んでくる……。五所平之助監督にとって唯一の本格的な時代劇。坂本竜馬のような有名人が登場するにもかかわらず、五所監督はここでも市井の平凡人の視点に立って人生の機微をじっくりと描いている。しっかり者のお登勢に扮した淡島千景が好演、同じ年に出演した成瀬巳喜男監督の「鰯雲」との2作によって毎日映画コンクール女優主演賞を受賞した。

あらすじ

伏見の船宿「寺田屋」の女将登勢は、甲斐性なしの夫伊助を助けて店を切りまわすしっかり者だった。伊助の継母お定は、実の娘お椙がならず者の五十吉と通じ、お光をのこして駈落してしまったので、仕方なく伊助に寺田屋をゆずった関係から、嫁の登勢につらく当った。彼女はその中で夫をたすけ、貧しい子のお良を引きとり、お光には実の母のように対して、登勢の死後は一そう店の中心となって働いた。伊助は京都にお民という妾を囲い、足繁く通っている。時代は次第に勤王佐幕の、ぶっそうな世の中と変って行った。その頃台所からヌッと入ってきた坂本竜馬という男、その風格にすっかりひかれてしまった登勢であった。だが、捕手に追われ、お良の機転で逃れた竜馬は、お良に対して自分の思慕を打ちあけ、それを知った登勢は、再び殺到する捕手を身を以て守りながら、竜馬とお良を逃すのだった。それから数日後、お民との間を清算してもどった伊助と登勢は、「坂本竜馬暗殺さる」という瓦版を読んだ。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 歌舞伎座映画
上映時間 123
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