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「サラリーマン出世太閤記」(1957)

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コネをつけたライバルとは違い、ただ黙々とアルバイトをしながらライバルと同じ会社の入社を目指していた男が、持ち前の器量の良さと親切な女性たちに支えられて出世していくさまを描いた明朗サラリーマンもの。小林桂樹が若さあふれる演技を披露。

あらすじ

東南大学の木下秀吉と前田圭一郎は高校以来の友人だが性格は正反対。応援団員として若い情熱を燃やす秀吉を尻眼に、前田は就職運動に専念、日本自動車会社社長の姪、悦子と親しくなり、早くもコネをつけた。秀吉もタクシーの運転手をアルバイトに日本自動車入社を目だしていたが、就職試験の直前、佐藤教授から成績不良で大学の就職推せんに洩れてしまった。が、学生食堂パチクリ軒の娘エイ子に励まされ日本自動車社長に直か談判に出かけた。しかし運悪く秀吉は岡田係長にぶつかってしまった。岡田は、秀吉がタクシーを流しているとき乗った客で、同僚のタイピスト千枝子に怪しからぬ振舞いをするのを秀吉に止められた男である。危うく岡田に門前払いを食うところを通り合せた千枝子に助けられ、このチャンスを生かした秀吉は前田とともに遂に入社試験をパスした。新調の背広を着てパチクリ軒に行くとエイ子は大喜び。彼女の父、為助は娘を嫁にと言い出す始末。会社へ出れば千枝子がネクタイをくれるし秀吉は幸運に目をパチクリ。一方、社長の姪、悦子も、相手の前田が自分を就職運動に利用したと覚り、親切な秀吉に好意をもつ。新入社員は五日間の教育課程を受けた後、社長邸に招待されたが、相撲自慢の左右田社長は、一同に相手を仰せつけた。社員たちは次々と負けたが、秀吉は熱戦の末、社長を投げ飛ばした。そのお蔭で、前田が社長秘書となったのに引換え、秀吉は川崎工場勤務に回された。が、数カ月後、秀吉は倉庫に入った泥棒を取押える大手柄を立てた。彼も負傷したが病室には見舞の花束をもったエイ子千枝子、悦子がカチ合い、とうとう喧嘩まで始める。と、そこへ前田が“××県新設工場係長心得を命ず”の社長命令を伝えにきた。「あそこは社長が青年時代の苦闘の場所、願ってもない幸運」と秀吉は未来に向って眼を輝かせた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 88
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