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「銭形平次捕物控・八人の花嫁」(1958)

80点80
初のシネスコ版。江戸、洲崎五万坪の埋立地に、八竜王の杜が建立されることになり、その落慶式に8人の小町娘が選ばれるが、娘たちが相次いで殺される。平次はガラッ八を引き連れ捜査に乗り出す。榎本健一がガラッ八に扮した。

あらすじ

江戸、洲崎五万坪の埋立地に、八竜王の社が建立されることになり、その落慶式に竜王の花嫁になぞらえた八人の小町娘が選ばれた。ところが、お糸、お六、お半が相ついで殺された。彼女らはいずれも竜王の花嫁に選ばれた者である。平次は、この縄張り外の事件に関心を寄せ、お糸、お六、お半といろはの順に殺されて行くのに気づいた。今度は「に」の字のついた娘が殺される?が、次の被害者はおきんだった。彼女は矢柄八幡に参詣した女目明しお品の面前で、何者かに矢を射込まれて負傷した。平次は、八五郎を連れ、ただちにこれまでの事件の現場の再検証に乗り出したが、おきんを射た角度から見て、犯人は子供か女で弓の上手なものと睨んだ。その条件にピッタリの女は、両国の軽業小屋の人気者お蝶だった。お蝶の両親は、座元の叶屋七蔵に殺されたも同然の目に会っているし、叶屋の娘星江は八大竜王の花嫁の一人である。平次は、奉行所の書庫に篭って洲崎の埋立地の記録を調べた。それによると、六年前の大火で焼け出された一万近い住民がここに安住の地を求めて集ったが、土地の守護神として八大竜王の社を建てて、盛り場とする計画が持上り、罹災民は強権を以てこの土地を立ち退かされた。これに参画したのが、お六の父木更津屋、星江の父叶屋だった。そして人民の窮状を直訴した桧垣津軒は何者かに殺されたという。これを読んで、平次は何かを掴んだ。そのうち、星江も許婚の弥三郎と逢いびきしているところを、白羽の矢で目を射ぬかれた。親の仇として叶屋の代りに星江を射たお蝶は自殺を図った。虫の息のお蝶に駈け寄った平次は、下手人は他にあると彼女に告げた。やがて、お品の聞きこみで、おきんと、桧垣の娘で行方不明の錦とが瓜二つということが判明した。おきんとは桧垣の忘れがたみ錦だった。彼女は八人の娘たちを順々に狙い、その挙句おきんという変名を忘れて、本名の錦の「に」の字にこだわって自分を傷つけたのだ。折から、錦の手筈に従った、もと洲崎五万坪の住民たちは、大挙して八大竜王焼討に蜂起した。これを弾圧しようとする寺社役大脇の一味。乱闘が始った。錦は罪の償いと、爆発寸前の祠に飛びこんだ。埋立地を横奪し、桧垣を殺した大脇は平次の投銭に倒れた。橋の上、見えぬ目に別れの会釈をする星江を、平次、八、お品の三人が見送っていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 大映京都
上映時間 85
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