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「銭形平次捕物控・まだら蛇」(1957)

80点80
元火付け盗賊の大沼は、悪商人、勘定奉行らの仲間とニセ小判を作ってひともうけしようとたくらむ。その手口は悪ラツで、鍛冶屋のノドを潰してから地下工場へ無理やり連れこんで作らせるというものだった。平次は女船頭の小吉と協力して悪党どもをやっつける。山本・木暮・ひばりと3人の個性の違う美女が競演し、特にひばりの若衆姿は美しい。

あらすじ

文政年間の江戸。当節通用の粗悪な文政小判に比べ、八十余年前の元文小判は金分を多量に含み値打が遥かに大きい。為に巷では元文小判の貯蔵が流行し、幕府は遂に割増金付きの買戻しを決意した。これに眼をつけた元火付け盗賊改め大沼玄蕃は、悪商人大阪屋喜兵衛、御勘定奉行、岡っ引の千吉らを語らい、贋小判鋳造で巨利を得ようと計る。佃島で刑期を了えた金銀細工物師や鍛冶屋を誘拐し、蘭医周庵の薬でノドをつぶしてから、足枷をはめて大沼邸の地下工場に送り込む。用心棒の、浪人一の木、二の瀬らは囚人の腕にまだら蛇を入墨して脱走の際の目印とした。機を見て逃げた囚人の源太は、大吹所で働く兄清兵衛の一人娘お吉に、工場の所在を示した偽小判を渡そうとしたが、果せぬ中、一の木に殺された。若衆姿で舟宿“舟栄”の船頭をしていた小吉ことお吉は、源太の死骸を見出し悲嘆にくれる。そこへ現われた流し芸人新三こと銭形平次。かねて偽金造りに眼をつけていたのだが小吉に協力を約束。大阪屋は女バクチ打のお絹を誘い役として、一味の賭場で元文小判を割増つき駒札と換えて闇値を上げようと計る。玄蕃は、以前銭座支配で今は金座鑑定方の阿部内蔵之進に加担を頼み、拒絶されるや招待にことよせて毒殺。一方、源太の小判から大沼邸に目星をつけた平次と腰巾着ガラッ八は、与力笹野新三郎の助言で阿部邸へ赴くが、娘の喜久江から内蔵之進の急死を聞く。だが彼が死際に口走った一味の名を、声の出ぬまま喜久江が説唇術で読取ったと知り、加えて銭座の古絵図を入手。大沼邸に入り込んだ平次は二の瀬に見破られ、危く一命を全うした。一味は事情を知りすぎたお絹も殺そうとしたが、平次に妨げられる。平次は笹野に一味総手入れを懇願し、捕方共々大沼邸に忍び寄る。折柄、玄蕃らは予定額に達した偽小判の処分を協議中。大願成就の祝宴へ、腰元に化けたお吉が火薬玉を投じ爆発を合図に捕方は乱入。囚人らも牢を破って飛び出す。一の木と相打ちに倒れたお絹は平次の名を呼びつつ絶命。父親清兵衛と抱き合うお吉。平次の尽力で偽金造りの一味もここに壊滅した。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1957年
製作国 日本
配給 大映=大映京都
上映時間 88
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