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「怪談千鳥ヶ淵」(1959)

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千鳥ケ淵で薄雪太夫と心中を図った美之介は、つらくも一人生き残ってしまう。その後、彼は別の女性を妻にして人生をやり直そうとするが、やがて太夫の怨霊に導かれて、かつて入水した千鳥ヶ淵へと舞い戻っていく。時代劇スター中村錦之助(後の萬屋錦之介)が若き日に主演した怪談映画。その端正な二枚目ぶりも魅力的。

あらすじ

伏見橦木町の遊女薄雪太夫と呉服屋の手代美之助は末を契った仲だった。だが積る逢瀬に美之助は店の金を費い込み、それを達引く薄雪の借金はかさむ一方。慾に目のくらんだやり手のおくには二人に殊さら冷たく当り、加えて「薄雪は鰤千匹の代金じゃ」と強引に薄雪を身受けしようとする鰤大尽の横車もあって、追いつめられた二人は精霊送りの盆の夜、伏見の古沼に入水自殺を計った。だが思い掛けずも一人生き残った美之助は、帰らぬ薄雪の上を想って、母おときの慰めにも心は虚ろだった。それから三年、幾度か薄雪の後を追おうと死を決した美之助も、おときの切な願いに立ち直る決心を固めた。美之助はある日御室の花見で酔いどれ武士にからまれた千万長者丹後屋の娘お花を救ったことから、彼女に慕われる身となった。大恩あるしま屋喜助から申し入れて来た丹後屋養子の件も、美之助は薄雪に義理立てして断ったが、病気の母に口説かれ遂に三々九度の盃をあげた。しかし契りの夜、ふと薄雪遺愛の懐ろ鏡を手にした美之助は、その中に怨むが如き薄雪の姿を見て愕然とした。新夫婦の床には毎夜怪異が起り、薄雪への思慕を絶ち切れずお花と夫婦の契りも交すことなく日毎やつれて行く美之助を心配した丹後屋治右衛門は、遠縁の竹之助らに命じて、一日、祇園に宴を張らせた。お花に横恋慕する竹之助は丹後屋の身代をとの下心から美之助を接待したが、美之助は一人酔いしれるだけだった。だが、かつて薄雪と睦言を交した遊女屋“雪巴”で目覚めた美之助は“黒髪”を舞う薄雪大夫の姿を見た。彼は薄雪の執念に引かれて雪の道を歩み続け、伏見の古沼の中へ吸い込まれるように消えて行った。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 68
カテゴリ ホラー
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