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「セックス・チェック/第二の性」(1968)

【DVD発売中】

50点50
名匠・増村保造監督自らの企画による異色作。中年男のコーチがある女子スプリンターを特訓するが、セックス・チェックの結果、半陰陽とわかり、大会出場の資格を得るため今度は女に戻すべく性の訓練に励むというもの。安田と緒形の個性のぶつかり合いが圧巻。

あらすじ

陸上百メートルのスプリンター南雲ひろ子は、コーチ宮路のもとで毎日猛訓練をつづけていた。宮路は、ひろ子が好記録を出すためには、女の中に潜んでいる男の能力をゆり起すこと、徹底的にエゴイストになることをアドバイスしていた。その指導通り、ひろ子は毎朝、ひげ剃りを欠かさなかったし、男性になり切ろうと努めた。第一回の記録会の日、日本記録に〇秒一せまる十一秒七の好記録を出したのだ。ひろ子をメキシコ・オリンピックで優勝させようとする宮路は、この結果に喜んだ。かつては、宮路自身も百メートルの名スプリンターで、十秒〇の壁を破るためには獣になって走れ、というコーチの言葉に従って猛訓練をつづけていたのだが、戦争でオリンピック出場を断念したのだった。自分の夢をひろ子にかける宮路だったが、そのひろ子が予選会のセックス・チェックで、半陰陽と診断され、女でないと宣告されたことは大きな衝撃だった。ひろ子はそのショックで伯母の家にひきこもってしまった。しかし、宮路は諦め切れず、ひろ子を迎えに行った。砂浜で二人は口論したが、宮路はそんなひろ子を、突然抱いた。女になりたいと願うひろ子に宮路は、彼女が半陰陽ではなく、偽似半陰だと知らせた。医師の診断は誤診だったのだ。救われたおもいのひろ子は、その日から、再び、猛訓練を始めた。それは奇妙な生活だった。昼の訓練では、宮路はひろ子を少しでも男に近づけようとし、夜、ひろ子は宮路の胸の中でより女になろうとするのだった。しかし、やがて行なわれたオリンピック予選会で、ひろ子の記録は十二秒八。彼女はあまりにも女になり過ぎたのだ。もはや宮路の夢は終りだった。二人は黙って競技場を去っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1968年
製作国 日本
配給 大映東京
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監督

キャスト

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