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「まむしの兄弟・二人合わせて30犯」(1974)

【DVD発売中】

80点80
勝は莫大な資産を持つ老女・弥生の息子で、3歳の時に別れ別れになったとわかり、彼は弥生と涙の対面をする。しかし、これが加賀組が弥生の財産目当てに仕組んだ芝居だと判明。まむしの兄弟は、加賀組の事務所へ殴り込む。

あらすじ

久し振りに出所した政太郎ことゴロ政と、ゴロ政を迎えに来た舎弟分の勝の二人は、神戸・新開地に舞い戻った。新開地は、新興やくざの加賀組が勢力を誇っており、見むきもされないゴロ政と勝は、腹いせに組長加賀の経営する高級クラブで大暴れした末に、チンピラたちに掴まってしまった。だが二人は、不良少女ジュンに救出された。一人ぼっちのジュンは、男になりたいばかりに、まむしの兄弟を救い、その代りに五分の兄弟分としてまむしの仲間に加えてもらおう、という魂胆だった。翌日、ジュンを仲間に入れたまむしの兄弟が、加賀組への復讐戦の作戦を練っているところへ、加賀組の本家・神童会幹部・塚本が現われた。その塚本は以外にも勝を捜しに来たのだった。というのは、勝の本名は尾沢勝彦といい、三歳の時両親と離れ離れになったのだが、現在、彼の父は死亡してはいるが母の弥生が大へんな資産家で、病弱な彼女は是非我が子に会いたがっているとのことだった。勝はゴロ政に引率してもらい恐る恐る弥生に会った。親子の対面に感激したのは勝よりもむしろゴロ政だった。ゴロ政は勝のたっての頼みでしばらく居候することにした。だが、この話には裏があった。弥生の財産に目をつけた塚本は、勝に遺産を継がせてから、騙し取ろうとしていたのだ。ところが、弥生の体力か徐々に回復してきたのに慌てた塚本は、邪魔なゴロ政を尾沢家から追い出し、弥生を注射で殺そうとした。塚本の不穏な動きを察知した勝は、弥生を車椅子に乗せて逃げ出し、新開地へまぎれ込んだ。ここでもジュンが大活躍して追手をまいた。しかし、翌日ゴロ政、勝、弥生、ジュンが隠れている家を、加賀組が包囲した。ゴロ政と勝はジュンが弥生を連れ出している間に、大暴れをしてカモフラージュしたが、執拗な加賀組の追跡で、ゴロ政が駈けつけた時にはジュンは倒れていた。美しい少女のように笑みを浮べて息絶えるジュンを残して、ゴロ政と勝はショット・ガンを握りしめ、日本刀を振りかざして、加賀組の事務所へ突入していった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1974年
製作国 日本
配給 東映京都
上映時間 93
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