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「夏目漱石の三四郎」(1955)

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異才・中川信夫監督が1941年の「虞美人草」に続き再び夏目漱石の名作に挑んだ作品。三四郎に山田真二、美彌子に八千草薫が扮し、大正時代の若者のひそやかな愛と、その挫折を描く。名手・玉井正夫による撮影が素晴らしく、夏目文学の風趣を香り豊かに再現している。

あらすじ

熊本の高等学校を卒業した三四郎は、大学に入るため上京の途中、汽車で広田先生を知った。東京へ着くと、すぐに大学へ行き、地下の研究室にいる野々宮を訪ねた。帰途、三四郎は大学の静かな池の端に腰を下ろし、ふと二人の女を見掛けた。看護婦と鮮かな色の帯をしめた若い女である。大学の授業が始まり、彼は与次郎と知合った。三四郎は東京中を引っぱり廻されて歩いた。或日、大学病院に入院している野々宮の妹を訪ねた際、先日の若い女に再び出会った。与次郎と連れだって洋食店へ行った時、三四郎は広田先生にあった。彼は高校の先生で、与次郎に「偉大なる暗闇」と呼ばれていた。その広田先生の引越しを手伝に行った三四郎は、そこで例の女に三度目に会った。名を里見美禰子という。数日後、三四郎は、美禰子、広田先生、野々宮、よし子と連れだって菊人形を見に行き、何時の間にか皆とはぐれ美禰子と二人になってしまった。彼女は迷子のことを英語で、ストレイシープというのだと云った。暫くたって、三四郎は与次郎に貸した二十円を、美禰子が渡してくれるというので里見家を訪ねた。そして誘われて、小雨の中を、一緒に絵の展覧会を見に行った。それから間もなく、三四郎は彼女が結婚するということを聞いた。そして金を返しに美禰子を訪ねた。彼女のハンケチからは、三四郎の選んだ香水の匂いがただよった。別れる三四郎は、「ストレイシープ」と口の中で何度もつぶやいた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1955年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 81
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