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「若い川の流れ」(1959)

80点80
興行的にも批評的にも大成功した前作「陽のあたる坂道」に続いて、田坂が再び石坂洋次郎原作に取り組んだ作品。脚色も前作に引き続き池田一朗が担当している。石原裕次郎演じる豪快な青年社員をめぐって展開される二人の女性の恋のさやあて合戦が明るいタッチで描かれていく。田坂にとっては日活最後の作品となった。

あらすじ

K金属会社の二年社員曾根健助は、川崎専務から、家内か娘のふさ子に渡してくれと、大切な紙包を渡された。専務宅を訪ねた所、応待に出たふさ子は、紙包の中から現れたドタ靴を見て笑うだけだったが、これは娘の養子をさがす専務が、白羽の矢を立てた健助を、ふさ子に会わせる手段だった。健助は若いのに見合結婚を主張している。同じ職場の快活な女性北岡みさ子が、秘かに彼を愛しているとも知らずに。そしてみさ子は、かつて専務に必要以上に近ずき、専務夫人から注意された恩返しとして、健助を専務に推薦したのだった。たまたま上京して来た健助の母は、話をきいて健助が養子になることを反対し、お前を愛しているのはみさ子さんだと説明する。数日後、ふさ子の誕生パーティが開かれ、ふさ子は健助の大学時代の友人室井敬三と接吻した。それを知った健助は、ヤケ酒をのんで会社を休み、見舞いに来たみさ子を追おうとして、反対に殴られてしまう。翌日、室井から電話がかかり、ふさ子を含めて三人で食事をした。室井とふさ子は健助を追い返そうとするが、彼は知らぬ顔でがんばっている。とうとう怒った室井は、一人で帰ってしまった。その後ふさ子は、健助を無理に自宅へつれて帰ったが、そこにはみさ子が待っていた。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1959年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 127
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