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「森の石松鬼より恐い」(1960)

90点90
マキノ雅広監督による1940年の「続清水港」を、リメイクした作品。新進舞台演出家の石井は、『森の石松』の舞台稽古でアイデアが決まらず、泥酔してしまう。彼が目覚めると石松になっていて、清水の次郎長から金比羅代参を命じられる。しかし、この旅は石松にとって死出の旅。困った石松(石井)は、死なないように筋書きを変えようとするが……。マキノ版では、広沢虎造の浪花節が効果的に挿入されていたが、こちらの沢島版では、錦之助の陽性のキャラクターをうまく使っている。

あらすじ

石井は新進演出家だが、残念ながら実力は発揮されていない。今日も今日とて「森の石松」の舞台緒古で意のままにならぬ役者どもに業をにやした彼は、助手の岡田ふみ子にあたりちらした。ふみ子を追っ払うと酒を飲み、寝こんでしまった。−−清水港の浜辺。「石さん」の叫び声に起き上った一人のやくざ、森の石松である。が「俺は新進演出家の石井だぞ」とマゲをむしりとろうとする始末。奇行続出で気ちがい扱いにされ、座敷牢に入れられてしまった。日が経ってどうやら奇行もおさまった石松は、次郎長に金比羅代参を命じられた。許婚のおふみと一緒とあって承知した。大きな風呂敷包みを中にして、とっ組みあっている須走りの多蔵と伝法の佐吉。石松、弱い方の味方をしたのが悪かった。佐吉の千両箱をかついで旅をするハメになった。次に、やくざに追われる旅の男嘉助の助太刀を買った。が、嘉助は伜の芳太郎を頼むと言って死んでしまった。芳太郎を肩に、千両包みを背に石松はゲッソリした顔つきで旅を続ける。金比羅代参を無事すませた矢先、小松村の七五郎に会った。七五郎の家にワラジを脱ぐことになった。その夜、旅の疲れからか芳太郎が熱を出した。石松、医者を呼び出しエンマ堂を通りぬけようとした時、都鳥一家に襲われた。多勢に無勢、都鳥吉兵衛を刺した時には、深手をおい立っているのがやっとだった。駈けつけたおふみに、「筋書き通りになったぜ」と息もたえだえの石松−−「先生ッ」と呼ぶ岡田女史の声にはね起きた石井、「できた!おふみちゃんできたぞ」と有頂天になって喜んだ。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1960年
製作国 日本
上映時間 96
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