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「千羽鶴〈1953年〉」(1953)

65点65
川端康成文学を吉村公三郎監督が映画化。若い茶の湯の師匠をめぐる女弟子たちの心理的葛藤を描く。叙情的なタッチで女の不思議な世界を現出させている。木暮・乙羽・杉村ら豪華な女優陣が見もの。1969年に増村保造監督で再映画化された。

あらすじ

三谷菊治は亡き父浩造の愛人、お茶の師匠ちか子の茶会で稲村ゆき子と見合いをしたが、席上、これも父の愛人の太田夫人とその娘文子に会った。童女のような心情の持主太田夫人は、忘れ得ぬ浩造の面かげを菊治に見出して、彼に傾く心をどうする事もできない。菊治を軽井沢の別荘に招いた一夜、ついにその胸へ身をなげた。太田夫人を憎むちか子はゆき子と菊治の仲を急速に進めることで、彼女を苦しめようとするが、若い二人の節度は崩れない。一方、ともすれば菊治の許へ走ろうとする母を押さえているのは、これも節度を知るけなげな娘文子だった。菊治は稲村家を訪問し、いよいよ縁談も定まりかけた矢先、ちか子の術策から惑乱に陥った太田夫人は、三谷家茶室での菊治との出会を最後に、毒をあおってしまった。一人残された文子に同情したゆき子は、菊治に彼女との結婚を勧め、自分は身を退いたが、その文子もまた、菊治への抑えに抑えた思慕を断って、さびしく去ってゆくのだった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1953年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 111
カテゴリ ラブ・ストーリー
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