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「野を駈ける少女」(1958)

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あらすじ

信州の富士見高原−−父を戦争で失くした野枝は、母のかずとの二人暮し。彼女の育った花生集落は封建色が強く、分家は本家に頭があがらない。その本家へ東京から勇という学生が避暑にやって来た。勇は駅で道を尋ねたのがきっかけで野枝と知りあった。本家はお婆のすえと手伝いの光子の二人。光子が実家に帰って野枝が手伝いに来た。すえは東京の孫達爾や綾子を呼んだ。勇は作爺が世話してくれる乗馬や、野枝がいるので毎日が楽しかった。村では野枝と隣の源一が似合いと思われていて、以前は将来二人が一緒になるものと決めていた。しかし、今では野枝は秘かに勇が好きになっていた。勇も同じだった。達爾と綾子が着いた日から盆踊りが始った。野枝は源一と出かけなければならなかった。勇や達爾が踊り場に来たとき、余興が始りアナウンスが勇に唄を強制した。他所者に対する意地悪だった。勇の困惑を、野枝が助けてやり舞台に上って歌を歌った。このことがすえの耳に入り、分家の者が本家のお客に気易く口をきくのをとがめた。かつて、達爾が源一の姉の秋子と間違いを起したこともあるので、すえは勇のことを心配した。すえはかずを呼んで野枝が勇に会うことを禁じた。野枝はなんとかして勇に会おうとしたが駄目だった。何日か過ぎて、野枝は勇が帰京するということを耳にした。悲しい気持で野枝は馬を走らせた。そして、勇に会った。勇は盆踊りの礼をいい、いつまでも野枝のことを忘れないといった。いつしか二人の目には涙が一杯になっていた。勇の帰る日、野枝は懸命に自分の気持をこらえた。しかし、とうとう野枝は我慢出来なくなった。息をはずませて山をかけのぼった。汽車は汽笛を鳴らしながら走って来る。野枝は声をかぎりに「勇さん、さようなら」と叫んだ。勇を乗せた汽車はだんだん遠去かっていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 松竹
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