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「七人の弔〈とむらい〉」(2004)

【DVD発売中】

60点60
『生きない』で脚本を手がけたダンカンが監督デビューを果たした意欲作。児童虐待を設定の中心に置き、キャンプ場が舞台の群像劇として描き出す。ユーモアの挿入やダンカン演じる謎の人物の存在によって、痛烈な余韻を残すラストまで不穏な空気感が充満。異様なファミリー映画だ。

あらすじ

夏。山があり、川のあるキャンプ場。そこで、七組の親子が遊んでいる。だが、どこか様子がおかしい。愛想のない指導員、垣内仁(ダンカン)が無表情のまま、親だけを集めて説明を始める。子供たちの臓器を売買する秘密の“契約場所”だったのだ。ここに集ったのは、いずれも子供とは不幸な関係しか結べていない大人たち。2泊3日のキャンプで臓器の健康をチェックし、“最後の晩餐”を済ませた後、子供たちを眠らせる。そんなスケジュールと手はずが説明された後、親から質問が出る。「キャンプの途中で脱落する子が出たら、ひとりアタマの取り分は増えるんでしょうか?」カレーライスの食事会、山登り。ごくありふれたキャンプのメニューをこなすうち、親たちの胸に去来する“真実”の数々。愛人、住田昇(山田能龍)と暮らしている中尾君代(高橋ひとみ)は、のろまな娘、晴美(川原真琴)が気に入らない。新興宗教にハマっている前田憲夫(有薗芳記)は、いくら信心してもうまくいかない物事の八つ当たり場所として、息子、正一(石原圭人)に当たっているが、彼自身、幼い頃、親に虐待を受けていた。通報を受け、児童相談所が乗り込んできても平然と良きママを演じる橋本染子(いしのようこ)と、そんなときでも母親をかばう息子、慎一(松川真之介)。子沢山で経済的に苦しい柳岡秀男(山崎一)は、あくまでも体罰だと思っている。金のためにやむなく“手放す”ことを決意した息子、三郎(戸島俊季)はしかし、父親との旅行がうれしく、得意のなぞなぞ作りに余念がない。娘、翔子(柳生みゆ)が寝ている前でも、後妻、美千代(水木薫)とベタベタしている西山政彦(保積ペペ)は、前妻によく似ている翔子が鬱陶しくてしょうがない。ギャンブル狂の河原功一(渡辺いっけい)は、息子、潤平(中村友也)を“軍資金”にすることしか考えていない…。やがて、この旅の異様さに気づいた子供たちは、事の真相を問いただすために、垣内に詰め寄るが……。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2004年
製作国 日本
配給 オフィス北野=東京テアトル=バンダイビジュアル=TOKYO FM
上映時間 107
公開日 2005年8月13日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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