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「結婚のすべて」(1958)

73点73
“独立愚連隊”シリーズや“暗黒街”もので日本映画に新風を吹き込んだ名匠・岡本喜八監督のデビュー作。当時アイドル・スターであった雪村いづみを主演に据えた恋愛結婚に憧れる若い女性を描く風俗コメディで、そのテンポの速さが評判になった。衣装や装置も実にモダン。

あらすじ

−−現代はセックスの時代か? 土井康子は姉の啓子夫婦の生活ぶりが気に喰わない。天気の日にも傘を持ち歩く大学助教授に、よく啓子がガマンしていると思う。兄の甲一郎も平凡な見合結婚をした。康子はモデルでバイトしながら“素顔座”の研究生をやっている。芸術ズイているのだ。私、だんぜん恋愛結婚するの。啓子の夫三郎の教え子、浩にあってグッと好きになった。が、彼は表は真面目な学生だが、夜はバーのバーテンをやっている。啓子のホームボディぶり(賢く、健康で、コケットな家庭婦人ぶり)を見た“新女性”編集長古賀は、彼女を記事にしようと追っかけはじめる。康子は浩と逢いびきし、接吻した。その下宿へ行くと、彼はその下宿の女といやになれなれしい。怒って帰ろうとしても、止めようとさえしない−−せっかく、すばらしい恋愛結婚をして、情熱的な結婚生活をする気になっていたのに。啓子は古賀の誘いを断りつづけていたが、若い人たちを見習う気になり、古賀について、結婚相談所や、花嫁教室を見て回る。その帰途、彼と酒をのみ、ダンスをした。彼から誘惑されかけ驚いて逃げ帰った啓子は、夫にウソをついた。町で康子さんに会いましたの。ところが、康子は姉に会いに二階に来ていたのだ。彼女は浩の気持をもう一度確かめに行き、散々からかわれて、ひどく興奮してやってきた。彼は結局ひどい女たらしだった。−−三郎は、啓子のウソをそのまま見逃す。啓子は、気づいて、夫にわび、二人は和解し抱擁する。それを見て、康子は彼らを理想的な夫婦だと思うようになる。古賀も啓子をあきらめ、その契約結婚(?)をしている妻ともう一年、契約を延期する。−−啓子夫婦の上に、また新婚時代がやってきたようだ。康子は、父の会社の社員で、将来見合いをする予定の青年のところへ会いに行き、早速議論をはじめた。その二人の姿が都会の騒音の中を遠ざかっていった−−。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1958年
製作国 日本
配給 東宝
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