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「陸軍中野学校 竜三号指令」(1967)

47点47
昭和15年、和平交渉をすべく上海に向かった日高大佐一行は何者かに襲撃され全員死亡。現場に落ちていた1枚の銀貨から、椎名は情報をもらした敵スパイを発見する……。舞台を日本から中国・上海に移し、アクション面でのスケールアップが見られる。

あらすじ

昭和十五年秋。日中戦争を終結させるため重慶へ和平交渉に向った一行五人が、上海でテロにあい全員が死亡した。事件は竜三号と名づけられ、中野学校の椎名次郎が調査することになったが手掛りは一枚の銀貨と、モーゼルのライフルマークだけだった。しかし、和平を喜ばない外国諜報機関の妨害に間違いなかった。上海の軍当局に出頭した次郎は、特務機関の辻井少佐から、親日派の張宇源をマークしてくれと頼まれ、一方、銀貨の出所を調査するうちナイトクラブの賭博場が外国諜報機関の連絡所であることを突きとめた。ある日、別な事件を調査して上海にきた親友の杉本と会った次郎は、賭博場にいた外国人の一人が親日的な商社マンを装っているスパイ、スタイナーであることを知らされた。翌日次郎は、興亜放送に勤める渡血娘秋子と親しくなったが、偶然、張家のコック如康文がスパイで、情報を張のステッキに隠し、張が毎日ある番組に出ているのを利用して、興亜放送の宋アナウンサーに渡していることを知った。逮捕された宋は重要な機密を自供したが、その頃、第二の和平使節が重慶に向ったが、飛行機の故障で、中共領に不時着した。次郎と杉本は早速救出に向い、追跡する中共兵をふり切って彼らを救出したものの、杉本は地雷に触れ、壮烈な最期を遂げた。上海に戻った次郎は、和平を望んでいた張が暗殺されたことを知って、秋子を訪ねた。秋子は張の頼みでスタイナー商会に潜入し、取引電報のコピーを手に入れていたのだ。次郎が見ると、それは暗号だった。次郎は秋子の助けを得てスタイナーの金庫からコードブックを盗み出した。しかし、そこに現われたスタイナー、オストロフとの間で拳銃戦になった。スタイナーの手には、モーゼル拳銃が握られていた。次郎の奇略に二人は倒れたが、それは外国のスパイ網の前線基地の一つが、いま、次郎の手で潰滅した姿だった。総てはスタイナーが挑戦した罠だった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1967年
製作国 日本
配給 大映=大映京都
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